2010年5月6日木曜日

立教大学 坪田拓郎

 自分は、大学に入学して1年が経った春休みに本橋先生の事務所でのインターンに参加しました。自分が将来何をしたいのかを考え始め、多様な考え方を持った方々と話してみたいという好奇心からこのインターンに参加しました。政治などについて学んだことも多いですが、一番自分が学んだことは、「主体的に動く」ということでした。
もともと自分は、受動的なことが多く、誰かがやっているから自分もついていこうという受け身な姿勢が多かったです。しかし、このインターンに参加する前は、自分が受動的な人間であることをそこまで認識していませんでした。このインターンに参加して、そのことに気づかされました。
自分が、写真を撮る役割になった時、自分はあまり深く考えずに写真を撮ってしまいました。その写真を先生に見せた時、先生は、「この写真がどの場面で使われるかを考えて、撮っていない。どのように撮れば、この写真が活きるか考えたか。この一瞬は、もう2度と来ない。」など自分に主体性がない点を指摘しました。その後、生き方においても同じで、受動的に生きた人生の足跡は、浅く、困難があっても主体的に歩む人生は、後から振り返れば、深い足跡であり、そのほうが充実した人生であるとおっしゃられました。
このお話は、自分にとって大変感銘を受けるものでした。自分の人生を振り返れば、いつも誰かの目線を気にして、受動的にあたりさわりなく生きてきていたと思います。
本橋先生とインターンにて接したことで、信念を持ち、主体的に、自らの運命を掴みにいく気概を先生から学びました。
この日から自分の中で変わらなくてはいけないという意識が大きくなりました。そして、去年1年間所属していた学生団体第31回国際学生シンポジウム運営委員会での去年の自分の関わり方を振り返った時、すごく受動的だったと思いました。
本橋先生の主体的に生きる姿勢に憧れ、迷いがなくなりました。今年1年第32回国際学生シンポジウム運営委員長として大きな役割を担うことになりました。無論大きな責任を伴う役割ですが、ここで学んだことを活かし、主体的に組織を作っていきたいです。
「終わりは、始まり」インターンは終わりましたが、本橋先生との2カ月間で自分の新たな人生の歩みが始まりました。心から感謝申し上げます。

中央大学 加藤尚史

 本橋先生はよく、私たち研修生に「一瞬をつかみ取る気概を持て」とおっしゃる。この研修期間中、私は先生の中に確かに、「一瞬をつかみ取る気概」を感じ取ることができた。早朝の駅頭演説が雨で中止になった時に、「天気が悪いからこそ、われわれが必死になって区民に対して、政策を訴えることに意義があるのではないか」と考える姿。区役所の職員の方が他の議員の方に対して先生の外出理由を伝える際に、「黙祷をささげるため」としか伝えなかったことに対し「『東京大空襲の被災者のために』という一言を付け加えることで、現代に生きるわれわれは歴史を胸に留めておくことができる。こうした積み重ねを忘れてはならないのではないか」と考える姿。こうした本橋先生の姿勢には、何気ない普段の生活の中から自分で貴重な瞬間を探し出し、創り出そうとする先生の信念が、確かに存在していた。

それは、私たちと接する際も同様だった。時には厳しく、時には温かく。心から私たちのことを想って応対してくれていたと思う。区政報告会に参加した際に名刺をコートにおいて来た自分に対しては、本気になって怒ってくれた。仕事に対しては妥協を許さない一方で、全力で取り組み完成させた仕事に対しては心から褒めてくださった。こうしたかけがえの無い経験は自分の大きな自信となり、今までは気づかなかった自分の新たな一面を教えてくれた。

今回の研修は自分自身を見つめなおす契機となり、私は今までよりも一瞬一瞬を意識して生活するようになった。自分の地元の役所で委員会が開催されていることを知り、初めて足を運んだりもした。靖国神社の参拝に行ったりもした。今は、政治学の本を読破しようと励んでいる。こうした今の自分の姿は、研修前の自分には想像もつかなかったことだった。これからも私は「一瞬を掴み取る気概」を忘れることなく、濃密な日々を送っていきたいと思う。
最後になりますが、本橋先生をはじめ本学塾OB・OGの皆様、選挙活動のお手伝いをさせていただいた熊沢あやり町田市議会議員関係者の皆様、その他今回の研修でお世話になりました皆様に心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。

日本大学 小山正太

映画を制作するに当たって重要な事項が三つあります。
一、説得力があるか
一、発見を与えられるか
一、観客の願望を叶えられるか

私は今回の研修活動で政治を学ぶと同時に、上記の三つの事項の大切さを、身を持って学びました。せっかくなので、上記の事項と照らし合わせ、この感想文を書かせて頂きます。
 最初の説得力とは、取材活動等の下調べがものを言います。僕がこの研修を受けようと思ったのも、取材活動をしたかったことが一因しています。例えば、私が地方政治を舞台にした物語を描くとします。その時、議員の方だけを描くわけではありません。地方政治に携わる全ての人にスポットを当てなければならないのです。つまりはどれだけの人と出会い、生の声を聞けたかで、物語のリアリティが決まってしまいます。本橋先生から提供して頂いた研修活動には、出会いと生の声に溢れていました。先生が日頃から連携されている議員の方々、区役所の方々、そして地元の方々等、多くの方のお話を聞く中で、地方政治の姿というものを見ることができました。
 次に発見。今までのテレビドラマや映画で描かれてきた政治は、敷居が高いというイメージを抱かせたり、登場人物の議員も近づきがたい印象を与えたり、というものばかりでした。実際は違います。特に、本橋先生は地元の方と日頃から気さくに接されている方です。僕ら研修生に対しても、学生のお客様としてではなく、一人の大人として扱ってくれました。時には優しく、時には厳しく。豊島区の議長という重責を担っているにも関わらず、時間をかけて真剣に向き合って下さいました。また、本橋先生から紹介された議員の方々も、先生のように熱い方ばかりでした。もし僕が映画で議員の方を描くとすれば、観客が驚くほど真っ直ぐな議員ばかりになることでしょう。そのことで今まで抱かなかった政治家像を観客の方々に発見して頂ければ幸いです。
 最後に、観客の願望を叶える。こればかりは、作り手の技量、それのみにかかってしまいます。身につけるためには先人が残した優良な映像作品を見るしかありません。しかしながら、本橋先生は一本の映画以上に人の願望を叶えようとする気持ちを持っている方でした。政治家としてはどうすれば生活者の暮らしが豊かになってゆくかを考え、ご家族に対してもその姿勢は変わらず、僕たち研修生に対しても試行錯誤をして頂けました。朝の早くから夜の遅くまで、人と向き合い続ける姿は映画人として見習わなければなりません。優良な映画は技術を与えてくれます。先生は心の在り方を教えて下さいました。
 最後となりましたが、政治家志望ではない私を研修に迎え入れて下さった本橋先生、本橋先生と出会わせて下さったアイカスの皆様には感謝を言葉だけでは表現できません。将来、研修での経験を映画作りに活かします。そして生活者が現在よりも肥えた目で政治というものを見つめてゆけるような作品に仕上げます。

早稲田大学 中島治也

 2009年12月のある日、私はインターン先を決めるために 本橋ひろたか事務所に面談に来ていた。今になっては、そのときの本橋先生は、実にこのインターンの内容をよく表している言葉を教えてくれていた。「ここは、“疑似社会”だからね」。
 1月に始まり、3月におわった二ヶ月の研修は、まさに“社会”という場は一体どういうところなのか、どう振る舞うべきかを教えてくれた“疑似社会体験”であった。
“社会”、大人の世界とは思った以上に、わからず屋で、非論理的で、挽回のきかない、厳しい世界である。そこには、上手いビールの注ぎ方や、名刺の渡し方なんて序の口で、もっと冷たい人間の視線がある。自分の世界に閉じこもっているような私には、そのことを認識し、適応できるように訓練した“疑似社会”は何より必要で、ありがたいことだった。
 私は理屈っぽい性格で、うわさに聞いていた“社会”もそこまで頑固ではないと、心のどこかで淡い期待を抱いていた。しかし、政治のプロとも言うべき本橋先生の立ち振る舞いと、研修生への容赦ない指摘を見るたびに、それはただの幻想だということに気づく。  
あれは、初めて衆議院議員小池ゆりこ事務所に伺ったあとのことだった。新しく入った秘書の方が、小池事務所にて会合をしていたメンバーに自己紹介をしたが、実にまずいものだったことを本橋先生は研修生に言っていた。「彼、私たちになんて言ったかわかる?“知ってます?”って言ったんだよ?ああいう小生意気な口をきいたら、もうこの世界ではやっていけないね」。全くその通りである。しかし、それを聞いた瞬間、私はゾッとした。自分がその立場だと想像すれば、絶対にあり得ないなどとは言いきれないような、むしろ簡単にやってしまいそうなミスだったからだ。
 実際に私もこの研修期間中、数えきれないほどお叱りをいただいた。嘆く嘆かないは別にして、いずれ社会に出なければならない立場として、そのようなしくじりは極力なくさないようにしなければならない。その意味で、大変この研修はありがたいものであった。
「人間は理屈では動かない」これも、先生から教わった大事な言葉である。確かに、ワイシャツがはみ出ている人間が、どんなに力説しようとも、そこに説得力が感じられない。服の着方とプレゼンテーション能力の間には何も因果関係が存在しないにもかかわらずである。こんなことは、自分の世界で理屈をこね回しているような私にはわからなかった。そのために、私は二ヶ月の“疑似社会”を用意していただいた、本橋ひろたか先生に深く感謝するのである。

関東学院大学 大井 智幸

今冬、自民党豊島区議団・本橋弘隆議員の下で約4ヶ月間研修活動をさせて頂きました。私はこの議員インターンシップを始めるに当たって、主に3つのことを学びたいと思い、活動させて頂きました。
 まず、1つ目は政治家とは日頃どの様な活動をしているのかを知りたかったからです。私は元々政治に対して関心があったので、この機会に直接学んでいこうと思いました。実際この4ヶ月間、予算委員会の傍聴、会合・イベント・パーティーの参加、遊説活動でのチラシ配り、その他事務作業等々振り返ってみると、本当にたくさんのことをやらせて頂けました。
 この中で特に印象に残った活動は、1月下旬の自民党大会に同行させて頂いたことです。現職の内閣総理大臣をはじめ、議員、著名人の方々と直接お会いし、交流することが出来ました。そこで挨拶、互いを知るための名刺交換は、社会においていかに重要な役割を果たしているかということを学ぶことが出来ました。
 2つ目は社会人に向けて、常識を正していきたいと思ったからです。現段階で自分はどこまで社会に通用する人間なのか試していきたいと思い、このインターンシップに踏み込んでみました。実際やってみると、戸惑い、ミスばかりで本橋議員には注意、叱責を受けることも幾度となくありました。自分の甘かった部分を認識し、次こそは同じ失敗を繰り返さないように努めました。責任、そこから生まれる信頼関係がいかに大事かより深く理解することが出来、他にも自分の都合だけでなく、相手のことも考えた気遣い、前後、左右、上下をしっかり見極めた上で迅速に行動することを教わりました。
 3つ目は、豊島区ではどのような問題を抱え、どのような政策が行われているのか知りたかったからです。私はその中で「学校の森づくり」から始める環境教育が印象に残りました。緑が少ない豊島区にとって、植樹はするべきであり、何よりも住みやすい環境にしていくためにも、必要不可欠であると思います。
他にも数々の問題・政策を知っていくにつれて、色々疑問が出て来ました。今までは政治そのものは関心がありましたが、詳細を知ろうとは思いませんでした。しかし、このインターンを機に積極的に情報収集をし、政治について学んでいこうと考えています。
 以上の活動の場を与えて頂いた本橋議員は、とても積極的・意欲的に政治活動をされていて、仕事、生き方そのものにも見直すきっかけが出来、無力・無知の私ではありましたが、様々なことを学ばせて頂けました。
 このインターンシップをきっかけに、これからも物事に対して恐れず積極的に取り組んでいきたいと考えています。
 最後になりましたが、本橋議員をはじめ、同事務所の研修生、OB、OGの方、I-CASスタッフの方々には大変お世話になりました。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。

中央大学 小川彩華

約2ヶ月間にわたる研修で、さまざまなことを学び、刺激を受けることができました。政治の世界というのは自分にとってイメージの湧かぬ遠いもののように感じていましたが、今回のインターンで、その一端を自分の目で垣間見ることができました。
政治の世界は、一般の企業などとは違う特殊な世界であることを知ったとともに、その扱う内容は、私たちの生活とは切っても切り離せないものであることが分かりました。今は、インターンに参加する前より、政治に強い関心を持つようになりました。自分の政治的な主義・主張も、参加前は不確かなものだったのですが、本橋議員とのやりとりなどを通して、徐々に自分の考えが固められてきたように感じます。
また、研修を通してさまざまな方とお会いできたことも、自分の財産になりました。本橋議員を通して著名な方々にご挨拶させていただくことができました。また、同期の研修生たちとの活動も勉強になりました。さまざまな大学から集まった、意識の高い学生とともに研修をさせていただいたことは、自分にとって大いに刺激となりました。
社会人としての行動やマナーも、この研修で学ぶことができました。今まで気づかなかった自分の欠点や改善すべき点を、本橋議員ははっきり指摘し、注意してくださいました。仕事を、責任を持って丁寧にこなすこと。自分のとる行動について、広い視野を持ち、気配りをすることの重要性を学びました。自分がどれだけ子供で半人前であるか思い知らされることも多々ありましたが、そうであるからこそ、今、このような社会に出るに向けての常識、態度、マナーなどを教えていただけて本当に良かったと思っています。
この研修ではいつも、学校のキャンパスではできない経験をさせていただきました。私は公務員志望なので、実際の地方政治の現場を見ることによって、自分の将来や、その仕事について、具体的なイメージを持って考えることができました。また、目標に向かっていくためのモチベーションも上がりました。
今までの研修で学ばせていただいたことは、自分にとって貴重な財産になりました。本当に、ありがとうございました。この経験を無駄にすることなく、自分の今後に活かしていこうと思います。

2010年3月21日日曜日

一橋大学 穂積紀代子

 わたしが今回、インターンに参加しようと思ったきっかけは、もうすぐ選挙権を得る年齢になったにも関わらず、実際に選挙権を得た時にだれに投票したらいいのか分からない、今のままでは候補者から受けた印象ぐらいでしか投票先を選べないと思ったことだった。インターン先に本橋事務所を選んだのは、議員交流会での本橋先生の学生に対する応対にインターン生受け入れへの熱意を感じたからという単純な理由からである。その時点では、わたしは、インターンは政治について考えるためのきっかけといったぐらいにしか考えていなかった。

しかし、実際にはこのインターンはわたしにとって驚きの連続であり、大きな学びの場となった。たとえば、豊南高校での盆踊り大会の準備。当日に本橋先生が参加されることは特に不思議ではなかったのだが、準備で鉄パイプを運んだり、やぐらを組んだり、という作業を地域の方々と一緒にされていたことにとても驚いた。政治家といえば、テレビで討論をしたり、駅で街頭演説をしたり、選挙カーで地域を回ったりするというイメージ、言い換えれば、近寄りがたい自分とは違う人というイメージだったからである。だが、この盆踊り大会での本橋先生の姿を見て以降、わたしは「地域に密着した政治」という言葉を実感できるようになったのである。そして、同時に、選挙権を得たら、有権者としての責任を果たさなくてはならないという強い思いを抱いた。

 最近、「若者が投票に行かない」という記事が新聞を賑わせていることがある。わたしも以前は、「投票に行かない若者」への共感を持つこともあった。自分の1票にそれ程の価値があるとは思えなかったからだった。しかし、本橋先生の日ごろの活動を通じて、先生の政治への熱意に触れることで、政治家を選ぶ立場である有権者は、議員の政治への熱意に対して真剣に向き合うべきだと考えるようになったのである。

 もちろん今も、選挙のときにどうやって投票先を選ぶかについては不安だらけだ。しかも、1人の有権者が投票しなかったとしても、選挙の結果はおそらく変わりはしないだろう。だが、それでもわたしは全ての有権者が選挙に行くべきだと主張したい。わたしたちが政治の方向性に対して意見をいえる数少ない機会の一つである選挙、身近なところから国政までさまざまなレベルにわたって、政治の方向性を決定する場において選択権を放棄することは、あまりにも政治に対して無関心というべきではないだろうか。

 このインターンを通じてわたしは、政治を身近に捉えられるようになった。選挙権を得ることへの責任感を抱くこともできた。次は、選挙で各候補者の意見をしっかりと考えた上で、自分が投票する候補者を選べるようになることが目標である。

明治大学 大田みふゆ

 私は2009年の8月から、豊島区議会議員の本橋弘隆先生のもとで研修を行うことを決めた。あれから早くも二ヶ月が経ち、振り返ってみると、今までで一番考える時間が多かった夏休みであった。
 本橋先生は本当に大胆である反面、どんな小さなことでも気を配って下さる方だった。時には厳しく指摘して下さり、時には様々なことを心配して下さる姿は、まるで父のようであった。
 その本橋先生のもとで研修を行い、「相手の気持ちを考えること」の重要性を改めて感じた。相手の気持ちを考えるということは一見当たり前のように思え、私を含めて幼い頃から言われている方も多いであろう。でも、これこそが社会において、日常生活において、そして政治においても必要なのではないだろうか。
 本橋先生は頻繁に「物事には必ず理由がある」という言葉をおっしゃっていた。その言葉を聞いて、選挙のときは有権者の方々や後援会の方々の気持ちを、お祭りの景品を選ぶときは子どもたちの気持ちを、事務作業を行うときはそれに関わる方々や、受け取る方々の気持ちを考えるようにして行動するようにした。そうすることによって、物事の意味を捉えることができるようになった。時には失敗して、反省しなくてはならないこともあったが、後に考えてみると、相手の気持ちを考えれば正しい判断ができたであろうということばかりだった。
 政治もこれと同様ではないだろうかと私は思う。生活している人々の気持ちを考え、問題を議論して、より良い政策を実現していく。区民の気持ちを考えれば、何をすべきなのかが見えてくる。そう考えると、本橋先生は地域というものをとても意識していらっしゃった。また、歩いているときや、運転しているときは、地域の人々や街のようすを「区民」且つ「議員」の視点で見ていらっしゃった。そして「○○さんにこのことを報告しておこう」、「今度取り上げてみよう」など、自分が何をすべきなのかを考えていらっしゃった。きっとこのような積み重ねがよりよい街づくりに繋がるのであろうと考えた。これからも本橋先生には頑張っていただき、私もよく行く、この豊島区がさらに素晴らしい街になること願っている。
 また、委員会や協議会を通じて、様々な議員さんが働く姿を生で見ることができたのは貴重な経験であった。新型インフルエンザへの対策、豊島区子どもプラン―次世代育成支援行動計画―の中間報告などを聞いて、そのようなことまで区政で取り上げていただけるのかと驚いた。そして、議員さんが自分の体験をもとに考えを述べている様子を見て、区民の代表であることを改めて感じることができた。また、豊島区子どもプランの中間報告会の中で、区と区民が一体とならなければ、目標を達成しにくいということを知った。このことから、政治は議員が行うだけではなく、皆で行っていくものであるということに気がついた。本橋先生がおっしゃっていた「どこにでも政治はある」という言葉を意識しながら、これからは自分も住民の一人であるという自覚を持って生活し、協力していきたいと考えた。
 この暑い夏の二ヶ月間、本橋先生や研修生の皆、そして本学塾の先輩の方々と様々な活動を行ったことは、私の大切な財産となった。私はこの経験を生かし、さらに成長できるように努力していきたいと思う。このような貴重な経験をさせて下さった、本橋先生を始めとする、多くのお世話になった方々に感謝の気持ちを申し上げたいと思う。本当にありがとうございました。

早稲田大学 大原裕亮

 この夏、約2ヶ月にわたって豊島区議会議員本橋ひろたか先生のもとでインターンシップに参加させていただいた。私が今回のインターンシップに参加した理由は、大きく分けて二つある。一つ目は、以前から政治に対して漠然とではあるが興味を持っており、実際に議員の日常を垣間見ることで、政治の世界を少しでも身近に感じたいと思ったからだ。二つ目は、数年後に社会に出るに当たって社会常識や正しいマナーなどを学びたいと思ったからだ。
 実際にインターンを通して私は本橋先生の様々な姿を見てきた。地元の盆踊りの運営では地域の方々と共に汗を流し、区役所を案内してくださった際は豊島区議会議長として威厳のある姿を見せてくださった。その中で私が感じたのは議員の日常は思ったよりも住民生活に密着しているということだ。特に国会議員と違って地方議員はなおさらであり、本橋先生は常に地元の方の声に耳を傾け、地域を良くするために常に気を配っていると感じた。この点で、以前よりも私は政治を身近に感じることが出来るようになったと思う。
また、今回のインターンで私は自分自身の力不足を痛感した。正しい敬語の使い方、電話での対応、目上の人がいる中での振舞い方などまずかった点を挙げればきりがないが、一言で言えば社会常識が足りないということだ。私自身の仕事に取り組む姿勢にも問題があったように思われる。これまで私は言われたことをただこなすことに馴れ、今回のように自分で考えて動くという経験をあまりしてこなかったように思う。しかし、社会では当然そういった主体的な行動が求められる。これらは私自身のこれからの課題としなければならない。
インターン期間中には衆議院選挙が行われ、選挙運動にも携わることできた。選挙運動を通して感じたのは1人の候補者を当選させるために本当に多くの人が関わっているということだ。地元議員、秘書、ボランティア、学生インターン…選挙運動を通じて本当に多くの人々が選挙に関わっていることを知り、人と人との繋がりをとても意識した。自民党にとって今回の選挙は大変厳しいものとなったが、戦後初の本格的な政権交代が行われた歴史的な選挙に携われた意義は大きいと思う。
 偶然にも、今回の衆議院選挙と同時に私の住む横浜では市長選も行われ、自分の生まれ育った地域について考えるきっかけとなった。そこで私は自分が横浜についてあまり知らないことを痛感した。私は今回のインターンを通じて、本橋先生の豊島を愛する気持ちをひしひしと感じた。そんな本橋先生の姿を見て私ももっと自分の住む地域を大切にしなければならないと強く感じた。そのためにも、今後は地域の抱える身近な問題などについても興味を持って勉強したいと思う。
そう言えば本橋先生とのやりとりで印象的なシーンがある。それはインターンを始める前の面接のときのことだ。『あなたにとって政治とは何ですか』と聞かれた私は思わず、『難しい質問ですね』と言ってしまった。本橋先生には『君は正直者だ』と笑われてしまったが、私はそのとき以来政治とは何だろうかと考えるようになった。これは私の勝手な思い込みかもしれないが、あの時本橋先生はその問いに対して答えを期待したのではなく、「あなたなりの政治とは何かを考えなさい」というメッセージを送ったのではないだろうか。私は大学で政治を勉強しているが、「私にとって政治とは何か」ということを常に意識して政治を学びたいと思う。
最後に今回私にこのような機会を与えてくださった本橋先生をはじめ、陰ながら支えてくださったICASスタッフの方々、色々と力を貸してくれた本学塾32期生の皆さん、その他今回のインターンでお世話になったすべての方に感謝の言葉を述べたいと思います。
 本当にありがとうございました。

立教大学 斉藤慶子

今年の夏休み期間中に32期生として活動させてもらいました。


NGO団体からきた同期達とは違い、大学のつながりで本橋議員のもとにきたので夏休み前から少しずつ活動させていただきました。

私にとっての政治とは、どこか遠いもので自分にはあまり関係ないように感じていました。しかし、様々な活動を通して誰かが裏方で働かなければ政治は作用しないという当たり前の事実を身をもって経験しました。


そして、手紙の改行・字のフォントなど普段であれば絶対に見逃してしまうようなことに気をつけながら いかに相手の立場になって考えるか という点についても学ぶことができました。
また本橋議員には小池百合子議員事務所の出入りを手配していただき、様々なことを勉強する機会を設けていただきました。

沢山の迷惑をかけながらも優しく指導していただいた、本橋議員・同期・OBOGの方々にはこの場を借りて厚く御礼申し上げます

一橋大学 齊藤 敦裕

私が本橋議員のもとでインターンシップをしようと思ったのは、ドットジェイピーの議員交流会というイベントで、本橋議員と一度お話をする機会があったからである。そのとき、パワフルで、そして人を引っ張っていくことに長けている人だな、という印象を本橋議員から受けた。この人についていったら自分の中で何かが変わるかもしれない。そう思い、本橋議員の下でのインターンシップを始めた。
 実際にインターンシップが始まると、そのような自分の認識がとても甘いものだと気づかされた。インターンシップで常に求められたのは、「考えること」だったからだ。本橋議員がよく仰っていた言葉に「微にいり細にいり、どんな小さなことでも考えなさい」という言葉があった。その言葉を実行するために、与えられた裁量の中で自分がどのような行動をすべきか、常に考えながら行動していた。しかし、本橋議員の求めるものは高く、自分がいかに考えていないかを痛感させられる日々だった。
 私は、自分は行動力のあるほうだと思っていた。とにかく面白そうなことは何でもやってみようという意識でいつも生活してきた。しかし、今になって思うと、「とにかくやってみる」というのは、考えることを放棄することだったのではないかと思う。本橋議員にもその点を指摘され、その際「物事の全体図を常に意識しながら行動すること」「自分の行動がどのような影響を及ぼし、どのような結果を生むかを常に意識する」ということを教えられた。自分の中で美徳だと思っていたことが、今回のインターンの中で大きく崩れたのである。実際に自分の中で「考える」ということをしながら行動すると、多くの気づきが生まれ、今まで自分がどんなに考えることを放し続けてきたかを痛感させられた。そして、何かを考え、意識しながら行動するのとそうでないのとで、得るものにとても大きな違いが生じるということも実感した。「考える」というのは言葉で表すととても簡単だが、実際にやるのにとても難しい。考える枠組みと、それを実践する場を与えていただき、他の研修生と時にはぶつかり合いながらも自律的に行動できたこの経験は、今回のインターンシップで得た一番のものではないかと考える。

 また、今回の研修で最も長い時間を割いた活動が、小池ゆりこ先生の衆議院議員選挙である。地元の衆議院議員である小池先生の選挙活動の中で区議会議員が果たす役割について、はじめにとても驚かされた。最も地元に密着した議員として、区議会議員が中心になって選挙を運営していくその姿は、私の今までの認識とは大きく違った。またその中で、区議会議員本橋ひろたかの事務所の一員という立場での選挙の応援というのは、考えさせられるところが大きかった。
 選挙活動の中で私が主にやったのは、大きく分けて事務所内活動と遊説活動である。事務所内活動では、膨大な仕事の前で、いかに効率的に作業をするか、遊説活動では小池先生と地域の人々がじかに触れ合う場であり、常に粗相のないように、かつ私をはじめとした運動員が票を得るためにどう行動するべきかを常に考えながら行動した。特に遊説活動では、自分の一挙一動が市民の方々の目にふれていて、また刻一刻と変わる状況の中で最善の行動をとるということを考えながら活動することで、責任感と、臨機応変な対応力というものが自分の中ですこし芽吹いたと感じた。

他にも盆踊りの運営の手伝い、区議会の委員会の傍聴、本橋議員の議長就任祝賀会の準備、駅頭での演説など、本橋議員に常に同行するなかで多くの活動をさせてもらった。その中で、とても多くの人と出会い、意見を交わすことが出来た。自分の立ち位置、行動を常に考えながら活動する経験のできたこの2ヶ月で、私の中でとても大きなものを得ることが出来たと感じる。
 時に他の人と本気でぶつかり合い、時に自分の中で今までの自分をどう変えていくかと葛藤し、そして何よりも本橋議員と話し、自らを律するというこの経験は、普段では絶対に経験することの出来ないかけがえのないものだった。このインターンで学んだ「考えること」。それを常に意識しながら、これから毎日生きていきたい。

東洋大学 寺崎祐規

2009年の短い夏の間ではあったが、私は本橋事務所、また小池事務所で議員インターンシップを体験した。そもそも、「議員インターンシップ」という言葉さえ知らなかったのだが、大学に入って色々なNPO主催のセミナーや学外活動をしてきた中で政治・社会への知的好奇心がより芽生え、幸運にも「議員インターンシップ」のことを知ることができた。また、大学の講義や新聞、書籍等で政治について勉強していく中で、なんとなくではあるが、自己の思想についても考えるようになった。そして、保守政党である自由民主党豊島区議団本橋ひろたか事務所を訪れることを決断した。
 
はじめ簡単な面談という約束で本橋先生にお会いしたのだが、今思えば、もうこのとき既に本橋先生の「政治」は始まっていたように感じる。すなわち、「政治とは」という内容から始まり、社会人の重要な三要素である「どんな上司・同僚・書籍に出会うか」といった巡りあわせによる人間関係の重要性や、常に「自分に何ができるか?」と問い続けて行動する話等、具体的にご教授いただいた内容一つ一つがこれも「本橋先生の政治」の一つであったと解釈している。
 そして、前述したように私は小池事務所でも活動させて頂いた。個人的な日程の問題もあり活動の大部分が小池事務所となった。ただ、幸運なことに2009年の夏は世紀の衆議院議員総選挙の真っ只中であり、本橋先生を通じて小池先生の選挙活動の応援ができたことは、間違いなく私の人生で大変貴重な経験になった。その中で、本橋先生に一度叱責されたのだが、この年齢で叱責されることがほとんどない環境で過ごしているだけに非常に新鮮な感覚であり、緊張感ある場で活動できたことも自分の糧になっている。小池事務所での活動は、主に宣伝車の後ろに付いて街頭演説や徒歩遊説の部隊として小池先生をサポートすることである。部隊として驚いたのは小池先生や区議団の先生方の執念ともいえる選挙日程である。早朝から駅前で演説が始まり、お昼休憩には演説内容を熟考し、夕刻まで選挙区を練り歩き、夜には選対会議を行う。実際に先生方のこういった激動の政治活動を生で触れれば、自分が立候補者になった気持ちでサポートし住民の方達と対応するのが当然であり、そして久しぶりに「人情」というものを感じた。この先生方の喜ぶ顔が見たい。そのために自分を犠牲にしてでも必要とされたい。そういう感情を本気で感じたのである。    
また、同じ学生であっても非常に意識の高い方達ばかりであった。そのような共同体で数多くの人間関係が形成され、切磋琢磨していくという事がどれほど貴重で重要なことかが分かった気がする。そして、この経験を大事にし、本橋先生や共に政治の一部分を学んだ友人達を思い出しながらこれからも邁進していきたい。
 最後に、本当にお世話になってばかりでしたが、このような貴重な経験をさせてくれた本橋先生はじめ、気にかけてくれたOB・OGの方など、大変感謝しております。誠にありがとうございました。

国際基督教大学 山香苗

この夏私は自民党豊島区議団の本橋弘隆議員の下で研修生として活動させていただきました。様々な機会と人々に恵まれ、とても充実した2ヶ月を送りました。
 
 大学ではまだ専攻を決めておらず、いろいろな選択肢を持ちながら自分の将来を模索しているところでした。私は昔から市民生活レベルの政治に興味がありましたが、大学で取る政治学の授業では国際政治が舞台になっていたり、ただの理念的なものの考察に留まっていたため、実際に地方議員の方はどのような活動をして、どのような思いで政治に携わっているのだろうという興味からこの研修活動に参加することを決意しました。


 私はこの活動をするにあたって立てた目標は三つあります。
 一つは自分の意見や考えを明確にして相手に伝わるように話すことです。忙しい本橋先生と同期の研修生にとって、伝えることは単刀直入であるべきだし、また曖昧なものは許されないと考えたからです。実際に聞き手に話すときに自分の考えをいったん頭の中で整理し、いかにうまく要点をピックアップできるか考えてからしゃべることが習慣付けられるようになりました。
 二つ目は自分に正直になり、分からないことは積極的に質問したり調べたりすることが挙げられます。初めて直接自分の目で見る政治の世界にはたくさんの新しい知識がありました。具体的にいえば、選挙活動のこと、先生の考えていらっしゃる政治のこと、議員の方々の日常のことです。
 最後に、社会人としてのマナーを身につけることです。これは、活動期間中に少しづつマナーブックを読むことによって知識を蓄え、かつ実際に実践することが出来たと思います。また、周りへの気配りの大事さも学びました。


 この研修を通して、上記の目標を念頭に入れ活動したことは当然ですが、期待以上の機会や刺激がありました。
 本橋先生は常に私たち自身の活動が誰に言われて、またなんのために、この活動がどこから必要とされ、どこに繋がっていくのかを把握するよう教えてくださいました。初めは分からないことも多く、戸惑うことが多かったのですが、先生と研修生の連帯と信頼を強めるためには必要なことですし、なによりも自分の活動がどのような意味を持っているのか、という全体像を把握して行動することは新たな視点を与えてくれました。また、先生は日常的な些細なことから大きな仕事まで細かなところまで気を配ることに感銘しました。一つ一つの事柄の積み重ねが大きな信頼を築くということを学びました。先生が近所を歩くときにはいつも近所の方々が先生に挨拶をしてくださるのは、先生の誠実な人柄と信頼があるからだと思います。
 今期の活動中に衆議院議員選挙があったことも印象深いです。間近で見て、協力した選挙戦は政治に関しての私の関心をさらに深めるものとなりました。メディアを見ているだけでは分からない方々の多くの努力があってこそ、日本の政治は決まるということを知り、今後選挙や政治活動に市民として関わっていきたいと思うようになりました。
 今回の活動でお世話になった本橋議員をはじめとして、ドットジェイピーのスタッフの方、小池事務所の方々にはこの2ヶ月間私の価値観を大きく変える機会を下さって、本当に感謝しています。
 ありがとうございました。

早稲田大学 黒崎百絵美

『2ヶ月間の研修活動を通じて』

私は2ヶ月間、本橋弘隆議員のもとでインターンシップをし、多くの貴重な経験をさせていただきました。

 今回私がこのインターンシップに参加することを決めた理由は、普段はメディアを通してしか見ることができず、遠いものとして感じがちな「政治」の世界を実際に自分の目で見て体験し、政治に対する関心や知識を深めたいと考えたためです。

 まず私がこのインターンシップを始めて驚いたのが、同期の友人が政治に対する関心を高く持っており、時事問題について大変知識が深かったことです。インターンシップを通してできた政治に対する意識の高い友人は、私の政治に対する知識のなさを改めて実感させたと同時に、更なる向上心を生み出してくれました。

 また多くの活動を通して、私たちが今までメディアを通して見ていた「議員」のイメージと生で見る「議員」とのギャップに驚かされたと同時に、本橋先生が研修初日に私におっしゃった「自分で本当に見たもの以外は信じるべきではない」という言葉の大切さを感じました。本橋先生は普段から地域の人々をよく気にかけ、常に地域の人々のことを考えておられました。この姿は自分のもつ「議員」のイメージとは全く異なっており、メディアが提供する議員の姿は議員の活動のほんの一部でしかないこと、議員という仕事は住民の人々との信頼関係があって初めて成り立つ職業であることを実感しました。
 
 本橋先生のもとでの2ヶ月間にわたるインターンシップにより、多くの新たな知識を得ることができ、自分の改善すべき点を多く見つけることができました。この2ヶ月間の活動を次につなげるべく、知識は増やし、改善すべき点は改善するべく努力していこうと思います。今回のインターンシップは、政治について知るだけでなく、政治についてはもちろん、自分の今後について考えるよい機会となりました。本橋先生をはじめ、NPO法人dot.jp、32期インターン生、その他大勢の方々、本当にありがとうございました。