2010年5月6日木曜日

立教大学 坪田拓郎

 自分は、大学に入学して1年が経った春休みに本橋先生の事務所でのインターンに参加しました。自分が将来何をしたいのかを考え始め、多様な考え方を持った方々と話してみたいという好奇心からこのインターンに参加しました。政治などについて学んだことも多いですが、一番自分が学んだことは、「主体的に動く」ということでした。
もともと自分は、受動的なことが多く、誰かがやっているから自分もついていこうという受け身な姿勢が多かったです。しかし、このインターンに参加する前は、自分が受動的な人間であることをそこまで認識していませんでした。このインターンに参加して、そのことに気づかされました。
自分が、写真を撮る役割になった時、自分はあまり深く考えずに写真を撮ってしまいました。その写真を先生に見せた時、先生は、「この写真がどの場面で使われるかを考えて、撮っていない。どのように撮れば、この写真が活きるか考えたか。この一瞬は、もう2度と来ない。」など自分に主体性がない点を指摘しました。その後、生き方においても同じで、受動的に生きた人生の足跡は、浅く、困難があっても主体的に歩む人生は、後から振り返れば、深い足跡であり、そのほうが充実した人生であるとおっしゃられました。
このお話は、自分にとって大変感銘を受けるものでした。自分の人生を振り返れば、いつも誰かの目線を気にして、受動的にあたりさわりなく生きてきていたと思います。
本橋先生とインターンにて接したことで、信念を持ち、主体的に、自らの運命を掴みにいく気概を先生から学びました。
この日から自分の中で変わらなくてはいけないという意識が大きくなりました。そして、去年1年間所属していた学生団体第31回国際学生シンポジウム運営委員会での去年の自分の関わり方を振り返った時、すごく受動的だったと思いました。
本橋先生の主体的に生きる姿勢に憧れ、迷いがなくなりました。今年1年第32回国際学生シンポジウム運営委員長として大きな役割を担うことになりました。無論大きな責任を伴う役割ですが、ここで学んだことを活かし、主体的に組織を作っていきたいです。
「終わりは、始まり」インターンは終わりましたが、本橋先生との2カ月間で自分の新たな人生の歩みが始まりました。心から感謝申し上げます。

中央大学 加藤尚史

 本橋先生はよく、私たち研修生に「一瞬をつかみ取る気概を持て」とおっしゃる。この研修期間中、私は先生の中に確かに、「一瞬をつかみ取る気概」を感じ取ることができた。早朝の駅頭演説が雨で中止になった時に、「天気が悪いからこそ、われわれが必死になって区民に対して、政策を訴えることに意義があるのではないか」と考える姿。区役所の職員の方が他の議員の方に対して先生の外出理由を伝える際に、「黙祷をささげるため」としか伝えなかったことに対し「『東京大空襲の被災者のために』という一言を付け加えることで、現代に生きるわれわれは歴史を胸に留めておくことができる。こうした積み重ねを忘れてはならないのではないか」と考える姿。こうした本橋先生の姿勢には、何気ない普段の生活の中から自分で貴重な瞬間を探し出し、創り出そうとする先生の信念が、確かに存在していた。

それは、私たちと接する際も同様だった。時には厳しく、時には温かく。心から私たちのことを想って応対してくれていたと思う。区政報告会に参加した際に名刺をコートにおいて来た自分に対しては、本気になって怒ってくれた。仕事に対しては妥協を許さない一方で、全力で取り組み完成させた仕事に対しては心から褒めてくださった。こうしたかけがえの無い経験は自分の大きな自信となり、今までは気づかなかった自分の新たな一面を教えてくれた。

今回の研修は自分自身を見つめなおす契機となり、私は今までよりも一瞬一瞬を意識して生活するようになった。自分の地元の役所で委員会が開催されていることを知り、初めて足を運んだりもした。靖国神社の参拝に行ったりもした。今は、政治学の本を読破しようと励んでいる。こうした今の自分の姿は、研修前の自分には想像もつかなかったことだった。これからも私は「一瞬を掴み取る気概」を忘れることなく、濃密な日々を送っていきたいと思う。
最後になりますが、本橋先生をはじめ本学塾OB・OGの皆様、選挙活動のお手伝いをさせていただいた熊沢あやり町田市議会議員関係者の皆様、その他今回の研修でお世話になりました皆様に心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。

日本大学 小山正太

映画を制作するに当たって重要な事項が三つあります。
一、説得力があるか
一、発見を与えられるか
一、観客の願望を叶えられるか

私は今回の研修活動で政治を学ぶと同時に、上記の三つの事項の大切さを、身を持って学びました。せっかくなので、上記の事項と照らし合わせ、この感想文を書かせて頂きます。
 最初の説得力とは、取材活動等の下調べがものを言います。僕がこの研修を受けようと思ったのも、取材活動をしたかったことが一因しています。例えば、私が地方政治を舞台にした物語を描くとします。その時、議員の方だけを描くわけではありません。地方政治に携わる全ての人にスポットを当てなければならないのです。つまりはどれだけの人と出会い、生の声を聞けたかで、物語のリアリティが決まってしまいます。本橋先生から提供して頂いた研修活動には、出会いと生の声に溢れていました。先生が日頃から連携されている議員の方々、区役所の方々、そして地元の方々等、多くの方のお話を聞く中で、地方政治の姿というものを見ることができました。
 次に発見。今までのテレビドラマや映画で描かれてきた政治は、敷居が高いというイメージを抱かせたり、登場人物の議員も近づきがたい印象を与えたり、というものばかりでした。実際は違います。特に、本橋先生は地元の方と日頃から気さくに接されている方です。僕ら研修生に対しても、学生のお客様としてではなく、一人の大人として扱ってくれました。時には優しく、時には厳しく。豊島区の議長という重責を担っているにも関わらず、時間をかけて真剣に向き合って下さいました。また、本橋先生から紹介された議員の方々も、先生のように熱い方ばかりでした。もし僕が映画で議員の方を描くとすれば、観客が驚くほど真っ直ぐな議員ばかりになることでしょう。そのことで今まで抱かなかった政治家像を観客の方々に発見して頂ければ幸いです。
 最後に、観客の願望を叶える。こればかりは、作り手の技量、それのみにかかってしまいます。身につけるためには先人が残した優良な映像作品を見るしかありません。しかしながら、本橋先生は一本の映画以上に人の願望を叶えようとする気持ちを持っている方でした。政治家としてはどうすれば生活者の暮らしが豊かになってゆくかを考え、ご家族に対してもその姿勢は変わらず、僕たち研修生に対しても試行錯誤をして頂けました。朝の早くから夜の遅くまで、人と向き合い続ける姿は映画人として見習わなければなりません。優良な映画は技術を与えてくれます。先生は心の在り方を教えて下さいました。
 最後となりましたが、政治家志望ではない私を研修に迎え入れて下さった本橋先生、本橋先生と出会わせて下さったアイカスの皆様には感謝を言葉だけでは表現できません。将来、研修での経験を映画作りに活かします。そして生活者が現在よりも肥えた目で政治というものを見つめてゆけるような作品に仕上げます。

早稲田大学 中島治也

 2009年12月のある日、私はインターン先を決めるために 本橋ひろたか事務所に面談に来ていた。今になっては、そのときの本橋先生は、実にこのインターンの内容をよく表している言葉を教えてくれていた。「ここは、“疑似社会”だからね」。
 1月に始まり、3月におわった二ヶ月の研修は、まさに“社会”という場は一体どういうところなのか、どう振る舞うべきかを教えてくれた“疑似社会体験”であった。
“社会”、大人の世界とは思った以上に、わからず屋で、非論理的で、挽回のきかない、厳しい世界である。そこには、上手いビールの注ぎ方や、名刺の渡し方なんて序の口で、もっと冷たい人間の視線がある。自分の世界に閉じこもっているような私には、そのことを認識し、適応できるように訓練した“疑似社会”は何より必要で、ありがたいことだった。
 私は理屈っぽい性格で、うわさに聞いていた“社会”もそこまで頑固ではないと、心のどこかで淡い期待を抱いていた。しかし、政治のプロとも言うべき本橋先生の立ち振る舞いと、研修生への容赦ない指摘を見るたびに、それはただの幻想だということに気づく。  
あれは、初めて衆議院議員小池ゆりこ事務所に伺ったあとのことだった。新しく入った秘書の方が、小池事務所にて会合をしていたメンバーに自己紹介をしたが、実にまずいものだったことを本橋先生は研修生に言っていた。「彼、私たちになんて言ったかわかる?“知ってます?”って言ったんだよ?ああいう小生意気な口をきいたら、もうこの世界ではやっていけないね」。全くその通りである。しかし、それを聞いた瞬間、私はゾッとした。自分がその立場だと想像すれば、絶対にあり得ないなどとは言いきれないような、むしろ簡単にやってしまいそうなミスだったからだ。
 実際に私もこの研修期間中、数えきれないほどお叱りをいただいた。嘆く嘆かないは別にして、いずれ社会に出なければならない立場として、そのようなしくじりは極力なくさないようにしなければならない。その意味で、大変この研修はありがたいものであった。
「人間は理屈では動かない」これも、先生から教わった大事な言葉である。確かに、ワイシャツがはみ出ている人間が、どんなに力説しようとも、そこに説得力が感じられない。服の着方とプレゼンテーション能力の間には何も因果関係が存在しないにもかかわらずである。こんなことは、自分の世界で理屈をこね回しているような私にはわからなかった。そのために、私は二ヶ月の“疑似社会”を用意していただいた、本橋ひろたか先生に深く感謝するのである。

関東学院大学 大井 智幸

今冬、自民党豊島区議団・本橋弘隆議員の下で約4ヶ月間研修活動をさせて頂きました。私はこの議員インターンシップを始めるに当たって、主に3つのことを学びたいと思い、活動させて頂きました。
 まず、1つ目は政治家とは日頃どの様な活動をしているのかを知りたかったからです。私は元々政治に対して関心があったので、この機会に直接学んでいこうと思いました。実際この4ヶ月間、予算委員会の傍聴、会合・イベント・パーティーの参加、遊説活動でのチラシ配り、その他事務作業等々振り返ってみると、本当にたくさんのことをやらせて頂けました。
 この中で特に印象に残った活動は、1月下旬の自民党大会に同行させて頂いたことです。現職の内閣総理大臣をはじめ、議員、著名人の方々と直接お会いし、交流することが出来ました。そこで挨拶、互いを知るための名刺交換は、社会においていかに重要な役割を果たしているかということを学ぶことが出来ました。
 2つ目は社会人に向けて、常識を正していきたいと思ったからです。現段階で自分はどこまで社会に通用する人間なのか試していきたいと思い、このインターンシップに踏み込んでみました。実際やってみると、戸惑い、ミスばかりで本橋議員には注意、叱責を受けることも幾度となくありました。自分の甘かった部分を認識し、次こそは同じ失敗を繰り返さないように努めました。責任、そこから生まれる信頼関係がいかに大事かより深く理解することが出来、他にも自分の都合だけでなく、相手のことも考えた気遣い、前後、左右、上下をしっかり見極めた上で迅速に行動することを教わりました。
 3つ目は、豊島区ではどのような問題を抱え、どのような政策が行われているのか知りたかったからです。私はその中で「学校の森づくり」から始める環境教育が印象に残りました。緑が少ない豊島区にとって、植樹はするべきであり、何よりも住みやすい環境にしていくためにも、必要不可欠であると思います。
他にも数々の問題・政策を知っていくにつれて、色々疑問が出て来ました。今までは政治そのものは関心がありましたが、詳細を知ろうとは思いませんでした。しかし、このインターンを機に積極的に情報収集をし、政治について学んでいこうと考えています。
 以上の活動の場を与えて頂いた本橋議員は、とても積極的・意欲的に政治活動をされていて、仕事、生き方そのものにも見直すきっかけが出来、無力・無知の私ではありましたが、様々なことを学ばせて頂けました。
 このインターンシップをきっかけに、これからも物事に対して恐れず積極的に取り組んでいきたいと考えています。
 最後になりましたが、本橋議員をはじめ、同事務所の研修生、OB、OGの方、I-CASスタッフの方々には大変お世話になりました。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。

中央大学 小川彩華

約2ヶ月間にわたる研修で、さまざまなことを学び、刺激を受けることができました。政治の世界というのは自分にとってイメージの湧かぬ遠いもののように感じていましたが、今回のインターンで、その一端を自分の目で垣間見ることができました。
政治の世界は、一般の企業などとは違う特殊な世界であることを知ったとともに、その扱う内容は、私たちの生活とは切っても切り離せないものであることが分かりました。今は、インターンに参加する前より、政治に強い関心を持つようになりました。自分の政治的な主義・主張も、参加前は不確かなものだったのですが、本橋議員とのやりとりなどを通して、徐々に自分の考えが固められてきたように感じます。
また、研修を通してさまざまな方とお会いできたことも、自分の財産になりました。本橋議員を通して著名な方々にご挨拶させていただくことができました。また、同期の研修生たちとの活動も勉強になりました。さまざまな大学から集まった、意識の高い学生とともに研修をさせていただいたことは、自分にとって大いに刺激となりました。
社会人としての行動やマナーも、この研修で学ぶことができました。今まで気づかなかった自分の欠点や改善すべき点を、本橋議員ははっきり指摘し、注意してくださいました。仕事を、責任を持って丁寧にこなすこと。自分のとる行動について、広い視野を持ち、気配りをすることの重要性を学びました。自分がどれだけ子供で半人前であるか思い知らされることも多々ありましたが、そうであるからこそ、今、このような社会に出るに向けての常識、態度、マナーなどを教えていただけて本当に良かったと思っています。
この研修ではいつも、学校のキャンパスではできない経験をさせていただきました。私は公務員志望なので、実際の地方政治の現場を見ることによって、自分の将来や、その仕事について、具体的なイメージを持って考えることができました。また、目標に向かっていくためのモチベーションも上がりました。
今までの研修で学ばせていただいたことは、自分にとって貴重な財産になりました。本当に、ありがとうございました。この経験を無駄にすることなく、自分の今後に活かしていこうと思います。