2008年12月26日金曜日

立教大学 横山志保

 この夏、自民党豊島区議団の本橋弘隆議員の下でインターン活動をし、数々の貴重な体験をさせていただきました。

当初、私はこのインターンシップを通して、主に三つのことを学びたいと思いました。
まず一つ目は、議員は日頃どのような活動をしているか、を知ること。大学生である私には、政治は身近なものではなく、メディアを通してしか知ることがないものという感覚があったので、これを機にこの目で見てみたいと思いました。
二つ目は、仕事をする上でのルールを学ぶこと。失敗の許されない厳しい現場で、自分を試してみて、甘いところを見つけたいと思いました。
三つ目は、豊島区ではどのような政策が行われているのか、どのような問題を抱えているのか、知ること。豊島区は私の日中の活動場所でもあるので、純粋に興味を持ちました。

実際に、2ヶ月間のインターン活動を通して、たくさんの収穫がありました。
まず、本橋議員の活動を見ていて思ったのが、私の議員に対するイメージとは違ったということです。本橋議員はとても地域と密着していて、地域の方にとって身近な存在であるように見えました。このような人間関係や地域への愛着が、地域をよくしていきたいという原動力にもつながるのだと思いました。
また、本橋議員はとても積極的・意欲的に活動なさっています。議員という仕事は決まっている仕事が少ない故、自分の取り組み方次第で全然違ってくるとお聞きしました。私は本橋議員の姿勢を見て、仕事はもちろん生き方そのものにも、前進していくためには積極性が必要不可欠だということを改めて実感しました。
仕事を進める際には、円滑に進めるためのルールをたくさん学ぶことができました。時には失敗してご迷惑をおかけしたこともありましたが、自分の甘かった部分を認識し、次こそは同じ失敗を繰り返さないように努めました。責任という言葉を、より深く理解できたような気がします。
そして、皆で取り組む仕事も多かったので、チームワークの大切さも実感しました。協力しあえば、難しい仕事に思えることでも、成し遂げられることを知り喜びを感じました。
インターン活動をしていて、豊島区の再生自転車海外譲与事業やコミュニティバス設置など、数々の政策を知っていくにつれて、自分の地元はどんな政策があるのかと疑問に思うようになりました。今まで住んではいたものの、知ろうとしなかったため、地元の政策はほとんどわかりません。しかし、二十歳である今、地元の政治にも積極的にかかわっていかねばと思いました。インターンで、政治を知る手段はもっとたくさんあることを知ることができたので、積極的に情報を集め、地元の政治にも目を向けていきたいです。

この夏のインターンで、本気で取り組む場を与えてくださった本橋議員にとても感謝しています。重要な仕事をも任せてくださり、試行錯誤した経験は、とても貴重なものとなりました。わずかながらでも成長できたのではないかと思います。これからは、インターン活動で得た経験を糧にして邁進していきたいです。
 最後になりましたが、本橋議員をはじめ、同事務所のインターン生、OB・OGの方、ドットジェイピーのスタッフの方々、大変お世話になりました。この場を借りて、心より御礼申し上げます。

亜細亜大学 小島由実子

私は、今回の議員インターンシップ活動を始める前に3つの目標を立て、それらを達成すべく努力をしました。

1.正しい敬語やマナーを使いこなす
インターン活動を行う前は,マナー本を読みながら名刺の受け渡しや、車やエレベーター内での立ち位置など読んでいました。しかし、本に書かれていないような状況になるようなことも多くあり、毎回臨機応変な対応が必要でした。本に書いてあるマナーだけでなく、自分で考えて行動することも大切であることに気づかされました。また、支持者の方宛にお礼の手紙を書くように頼まれたとき、手紙を書くという経験も知識もなかったため例文通りにしか書くことができませんでした。これから、勉強していかなければなりません。

2.少しでも政治について詳しくなる
秘書がいない本橋事務所では、指示はすべて本橋さんから受けます。また、1日中一緒に過ごすことも少なくありませんでした。そのため、今まで政治について感心の無かった私とって、今回議員インターンシップに参加することは、とても思い切った行動でしたが、本橋さんが政治の話をたくさんしてくれていたため、私自身毎日の政治ニュースが気になり始め、インターンシップ参加以前とは明らかに成長した自分がいます。これから有権者になるにあたって、遠い存在であった政治との距離を縮める良いきっかけとなりました。

3.数多くの経験を積む
 私がお世話になった 豊島区 議員の本橋ひろたか事務所は、盆踊りの運営や、ポスター貼り、総裁選小池百合子後援会活動(街頭演説等)、自民党本部の見学など、私の予想より遥かに多くの経験をさせていただきました。そのどれもが大変貴重な経験であったように思います。そのため、私は“可能な限り参加する”ことを心に決めて、夏休みのスケジュールを組みました。インターンに関わらず、今だからこそできるような経験をこれからも探し、挑戦していこうと思っています。

 今回のインターンシップ活動期間中に、突然福田さんの辞任や総裁選が重なってきたことで小池百合子さんの後援会として、街頭演説の際は法被を着て旗やプラカードを持ちながら応援したり、5人の総裁候補の方が集まる公開討論会を傍聴させていただいたりと、2度とないであろう経験をさせていただきました。街頭演説ではたくさんの人が足を止めて耳を傾けていらっしゃいました。そんな光景を見て、今までの私は政治について何も知らないのではなく、知ろうとしていなかったのだと気づきました。これからは、進んで二ユースや新聞を読もうと思います。

神田外語大学 有馬聖弥

 このインターンは私にとって大きな変化をもたらした。このインターンに参加する前は、新聞を読まず、ニュースにも興味がなく、政治に全く興味がなかった。ある日先輩に外大生なのだから、もっと政治に興味を持つべきだと言われ、インターンのお誘いを受け、参加させていただくことになった。インターンの一番の目標は、政治に興味を持てるようになることだった。
 
 事務所に行く当日、自分が政治に関して無知であることが理由で不安でいっぱいだった。きっと政治に携わっている方だから、私の様な政治に無知な学生を目にするとがっかりするだろうなと思った。だが、事務所に到着すると、本橋さんは事務所と言うか、古いアパートのような場所で仕事をしているし、温かく迎えてくれ、想像しているものとはかけ離れていた。その日からインターンが本格的に始まったのである。

  他のインターン生と任された仕事は主に、本橋さんとお父様のお通夜のお手伝いや、カンボジアに放置自転車を寄付する活動だ。そこで最も刺激的であったのが、同じ大学生が政治に関してとても良く知っていて、興味を抱いていたこと、強い意志を持ってインターンに望んでいた事である。他のインターン生と活動を共にして、とても良い刺激をうけたのだ。カンボジアの国勢について、リサーチをし、配布資料を英訳する事が主な仕事であった。その活動を通して世界の情勢についてより興味を抱くことができた。

  幸運な事に区役所でもお仕事をお手伝いさせていただいた。主に配布物の作成などが仕事であったが、区役所の中を案内していただき、議員の仕事をはだで感じるとこができたのである。本橋さんから政治の話もお伺いする事もできた。正直なところ、私には議員は向いていないなと思った。何か、それぞれの党のなかで、緊張感のある線のようなものがあり、小さな事でも大きな変化をもたらす、議員の仕事は強い精神力が必要であるとおもったからだ。

 このインターンを通して、政治に対して興味をもてたし、近いものに感じられるようになれた。政治を知るということは、これからの私たちの生活をしることにも繋がるし、政治はどの分野にも繋がっている要のようなものだということを学んだ。この教訓をいかしてこれからも政治に敏感になっていく事が今後の目標である。

早稲田大学 高市拓也

 今回の「議員の地元の人々の政治に対する姿勢、取り組み方を理解する」というテーマにおいて、私の今回のインターンはとても有意義なものとなったと思います。前半の地元豊島区の町内のお祭りの手伝いを通して、地元の有志の方々と直接お話しする機会をいただき、有志の方々の政治に対する自由な発言から政治と地元の密なつながりや政治家の占めるべきコミュニティでの役割が理解されていて、例えば運営委員会における副会長や地元の少年野球連盟における副理事長などお祭りの場所の確保など交渉において円滑に進めるべきところで十二分にはっきされていたと思う。本橋先生に対する言葉からも本橋先生への考え方、捉え方を感じることができる。地元の方々は本橋先生に対して尊敬の念を抱いているが、畏まったか感じではなく、あくまで地元の1メンバーとして迎えられている。地元の人々は本橋先生に対してとても気さくに話しかけ、まさに豊島区が一体となっていることがわかる瞬間だった。また本橋先生が外を歩いている時は必ず誰かが本橋先生に話しかけ話を交わす。そんな場面を見ていると、地元議員が地元にしっかりと根付いていることがはっきりと確認できる。ただ若年層が町内の行事に参加しているかというとそこには疑問が残る。町内の行事を見てもそこには若年層の姿はない。又町内で若年層が本橋先生と話す機会があったかというとなかった。本橋先生自身が自民党所属ということがあるのかもしれないが、ここにも若年層の政治的関心離れが浮き彫りとなっていることが再確認できる。インターンで大学生が政治に参加しているのを見ると、もし若年層が政治に参加すれば新しい風が吹き込まれるだろうと思うが、やはり若者には自分自身が感じるように人間一人の無力感がつきまとうのだろうか。今回のインターンを通して地元の方々と地元議員とのつながりを分析してきたが、比較的年配者の方たちとの交流は確認できても、若年層にはなかった。今後は地域高齢化や深刻な若者の政治離れを考慮すれば、若年層も巻き込んだ政治が必要となるはずだ。ここでどう地元議員たちは政治の舵を取るのか。政治の世界に若者はいらないと切り捨てるのか、それとも新たな政策を元に方向転換するのか。私はこれを見守っていきたい。

中央大学 鈴木秀典

“人と人の繋がり”


 現代の社会は、携帯電話とインターネットの普及により、人と人とが直接顔を合わせなくとも、お互い意思疎通が可能な世の中となっている。また、銃器を使用した凶悪犯罪や街頭における無差別殺傷事件が発生するなど社会を取り巻く環境は以前に比べ大きく変化し、人間関係の希薄化をもたらしている。
 今回、僕は豊島区議員、本橋弘隆先生のもとでインターンをさせていただき、人と人との繋がりについて多くのことを本橋先生と行動をともにすることで学びました。“政治家”“議員”、この言葉を聞いて皆さんはどんな事を思い浮かべるでしょうか。テレビで声高らかに持論を語る姿、新聞や雑誌で紙面を飾る姿、さまざまな姿を思い浮かべることでしょう。僕はこの夏、本橋先生と活動をし、本橋先生の議員としての姿をたくさん見てきました。議会で勇ましく発言する姿、選挙カーに乗り演説する姿なども、もちろん見てきました。しかし、そうした姿は、議員の活動のほんの一部でしかありませんでした。僕がこの夏一番多く見た本橋先生の姿は、子供からお年寄りの方まで地域の方々に笑顔で優しく挨拶する姿でした。それはまさしく、議員という立場を超え、一人の人間として、地域の人々のことを気にかけ、地域の人々の安全や安心を、守っていこうとする本橋弘隆先生の本当の姿であったと思います。もちろん、僕たちインターン生に対しても一人一人心を込めて接していただきました。本橋先生の数々のお言葉は、僕たちに強く焼き付くものばかりであり決して忘れることはないでしょう。議員という仕事、それは一人の人間として人々のことを誰よりも思う気持ちがあってはじめて成り立つ仕事であると実感しました。そしてなにより、人と人との信頼関係の大切さについて数多くのことを学びました。
 また、今回の夏のインターンを通じてさまざまな体験ができたことも自分にとって大きな収穫であったと思います。広島原爆の被害者に哀悼の意を捧げる朝起き会、靖国神社公式参拝、自衛隊総合火力演習見学、高松3丁目夏祭り運営のお手伝い、再生自転車海外譲与事業拡大プラン資料作成、小池百合子議員のポスター貼り、総裁候補公開討論会参加、小池百合子・佐藤ゆかり・猪口邦子による街頭演説の手伝い、小池百合子事務所でのお手伝い、武部勉元自民党幹事長による懇親会の手伝い、豊島区議会本会議傍聴、本橋弘隆HPリニューアル作業、など数えればきりがありません。小さなことから大きなことまで様々なことを経験することができました。この活動を通じて、自分が見て・聞いて・感じ・体験し・出会った人・事などは自分の心の奥深くに宿り、今後自分自身を向上・飛躍させるものであると確信しています。
 今回の本橋弘隆事務所でのインターンで学んだことを生かし、将来は人と人との信頼関係を大切にでき地域の人々の安全・安心を守ることのできる仕事に就きたいと考えています。そのためには大学の友達、高校の友達、小学校の友達、自分を支えてくれる人々、自分を取り巻くすべての人々のことを思い、大切にしていきたいと思います。もしかしたら、5年後・10年後、本橋先生の背中を追って議員を目指しているかもしれません。今回こうしてインターンをさせていただき本当に感謝しています。本橋弘隆先生をはじめ、NPO法人dot.jp、本橋弘隆事務所30期インターン生、自民党豊島区議団の議員さん、小池百合子議員、小池事務所の方、本橋家、豊島区の地域の方、その他大勢の方、本当にありがとうございました。

2008年9月20日土曜日

明治大学大学院 鈴木夏美

今回、豊島区議の本橋弘隆議員のところでインターンシップをさせていただきました。
 そもそも、私が議員インターンに参加しようと思ったのは、机の上の議論ではない“生の政治”を自分の身を持って感じたいと思ったからです。本橋議員には、街頭遊説、勉強会、見学など、いろいろな機会を与えていただき、また、今回自民党の総裁選というめったに体感できないことまで経験させていただき、“生の政治”という意味では、とても実りあるものだったと考えております。
 しかし、私は当初の目的とは違ったことについて、インターンを通して多く考えさせられたように思います。
 まずは、自分のこと、自分の進む道についてです。ずっと政治に興味を持って勉強もしてきましたし、将来政治に携われたらとも考えていました。その考えは今も変わってはいません。しかし、その内の細かい考え方には多少の変化はありました。この活動を通して、自己矛盾をいろいろなところで感じたのも事実です。政治は、自分の信念が大事にされるところだと考えています。その中で自己矛盾を抱えたままでいいのか、正直今も悩んでいる最中です。自分自身の心の葛藤という部分が大きく、この体験記の中で抽象的に書かざるを得ないことを了承いただきたいと思いますが、葛藤するということも人生のうちでは大切と考え、自分の進む道についても含めて、自分で納得するような結論が出るまで十分に悩みたいと思っています。
 また、人とのつながり、気持ちの伝え方、コミュニケーションといった、人として初歩的とも思えるようなことについても、学び考えさせられました。本橋事務所では、基本的にチームで仕事を行うことが多く、チームで仕事をする上での責任、連携は頭ではわかっていてもなかなかできずに、インターン生仲間に迷惑をかけてしまったことをとても申し訳なく思っています。そのほかに、自分の思っていることをうまく伝えることの出来ない、その力不足と伝わらない歯がゆさも感じ、悔しい思いもしました。社会に出たときのことを考えると、個人で動くことよりも、人と連携することのほうが多いだろうと想像できます。その時に、伝えるために自分の考えをきちんと言葉で表すこと、逆の立場に立ったときには、それをきちんと受け取ろうという姿勢を示すこと、このような、今回感じたことを次のステップの中で活かしていくことができたなら、この失敗が無駄にはならないと思いますし、決して無駄にはしたくないと考えてします。
 最後に政治という観点から考えると、未熟というか、まだまだ、ミーハー心を捨てることができなかったと思います。有名政治家に会えれば、有名人に会えたと思い、テンションは上がりますし、普段見られないところを見ることができると、単純に「すごいなー」という一般的な感情が先行してしまいます。今回、勉強会や総裁選の動きの中にも、少しではありますが参加できたわけですから、今後政治を考える際には、冷静に自分の観方を確立させることができたらと思います。
 以上のように、さまざまことを学び、いろいろな感情を抱いたわけですが、一つ、確実に言えることは、今回の活動で学んだこと、抱いた感情は、これに参加していなければ決して得ることの出来なかったことであり、非常に自分のためになった2ヶ月弱だったということです。
 簡単なものになってはしまいましたが、最後に、このような機会を与えてくださったNPO法人I-CASの皆様、私にたくさんの経験をさせてくださった本橋先生に感謝の気持ちを述べ、インターンシップ体験記とさせていただきたいと思います。
本当にありがとうございました。

中央大学 須崎将太

今回、私は豊島区議会議員本橋弘隆先生の下でお世話になりました。些細な気配りや、深く考えればわかりそうなことを考えずに行動してしまったことは恥ずかしいことです。
だがそれゆえに得たものも大きいかと思います。なにしろアルバイトすらしてこなかった私にとって事務所の、社会の一員となって動くことは初めてのことであり、手を抜いたツケは最後には自分のところに回ってくるということを身をもって感じさせられました。
目的であった議員の仕事を見るということも行えました。言い方は悪いかもしれないですが、いい意味で「こんなものか」という気分がありました。政治というものは何しろ実感が得られないものですし、それに携わる議員の仕事も見えてこないことが多いものです。宣伝カーで走り回り、駅前で一説ぶるのを生業としているというような従来のイメージとは異なり、そこには、町の人たちと関わりあう姿がありました。それは一般の人々にも十分に理解できる姿であり、今まで議員を妙な形で高尚化して遠ざけていたのがおろかにも思えるほどでした。
 また、折しも本橋議員は自民党の議員であり、かつ小池百合子議員の補佐官でもあったため、自民党総裁選挙にもかかわりを持つことが出来ました。選挙というものは大変なエネルギーを持つもので、うかつにそれに触れることは出来ないということをしみじみと感じましたし、これを書いている現在、まだ総裁選は終わっていないわけですが、早くも、来たる衆院解散総選挙への周到な準備を感じました。そのような貴重な場に立ち会えたことは非常な幸運でした。
このような機会を提供してくれたI-CASと議員さんに感謝したいです。
ありがとうございました。

日本大学 吉川貴揚

私がこの議員インターンシップの存在を知ったきっかけは、大学の先生への相談からでした。私は政治家を目指していて、今何をするべきかを大学の先生へ相談しに行ったところ、この議員インターンシップで、政治家が普段どのような活動をしているのか勉強してみるのがいいと教えてくれました。
 インターンシップを始めて思ったのがまず、社会の厳しさでした。私の担当議員の本橋議員はインターン生のことを学生とは見ず社会人と見るので、社会人としての常識の足りない私は何度も注意を受けました。やることができなかったり間違いを犯しても甘く見てもらえるのは高校までで、社会に出たらそのようなことは通じないのだと痛感しました。
 インターンシップの初日は豊島区役所での事務的作業でした。本橋議員に中を案内してもらい、議場で写真撮影もしてもらいました。政治家が議論を交わす議場などに入ったのは初めてで、ここでどのような議論がなされるのか一度は見てみたいと思いました。そのあと今度行われるお祭りのポスター作りと障害者大会のキャッチコピー作りをしました。そこで反省することが一つあり、キャッチコピーを作成する際、私は「キャッチコピーを作るのは苦手でして…」と本橋議員に言ってしまいました。本橋議員は「苦手だからといって誰かが助けてくれるわけではない、自分でやるしかない」と私を叱ってくださいました。その後結局作成することはできましたが、改めて自分の甘さを認識しました。
 インターンの二日目と三日目はお祭りの手伝いをしました。二日目はやぐらの搬入作業で、やぐらの骨組みとなる鉄骨をトラックに積み込む作業をしました。鉄骨の数はたくさんあり運ぶのに苦労しましたが、それよりもこのような祭りの企画も担う政治家の仕事の多さに驚きました。三日目はお祭りの当日で、私は焼きそば店の手伝いをしました。その後祭りが終わってからやぐらの解体作業を始めましたが、雨が降り始めて一時中断となりました。しかしすぐに再開し大急ぎで骨組みをトラックに積み、元の場所にもどしました。昨日の疲れもありかなり体にこたえました。それでも雨が降ったのは祭りが終わってからで、祭りは大成功で終わったのでやった甲斐がありました。
 四日目は本橋議員のお父様の告別式で、私は主に誘導係りとカメラマンとして行動しました。本橋議員にはどんどん写真を撮ってほしいと言われましたが、このような場所に慣れていない私は少々戸惑ってしまい、重要な場面を撮りそこなってしまいました。その後火葬場の控え室で小池百合子議員の秘書の方々とお話する機会がありましたが、その時はその方々が秘書であるとは知らず、その後でもっと話をしてみるべきだったと後悔しました。
 実家への帰省や合宿があり、あまりインターンシップの活動をすることは出来ませんでしたが、この短い間で私は冒頭で述べた社会の厳しさを知りました。あと三年半は学生でいられますが、その後の将来に向けて強くなろうと思います。

立教大学 滝沢由紀子

議員インターンシップを振り返ってみて思うこと。

大学3年生の夏休み。周囲が慌ただしくインターンシップへの参加に向けて動き出す中、私の気持ちは一般企業ではなく、以前チラシでちらと見た『議員インターンシップ』に向かいました。正直に言いますと、選んだのは決して熱い気持ちがあったからではありませんでした。議員インターンシップに参加したのは政治学科であり政治の世界を垣間見てみたい、人と違うことがしたい、そんな軽い気持ちからであったのは否めません。ですが、この機会でなければ触れることができなかったであろう政治の世界とのこのような形での接触は私の気持ちを豊かにしてくれました。
受け入れ先の豊島区議会の本橋弘隆議員はとてもとてもパワフルな方で、懐の深い方でした。今回活動してみてまず驚いたのは今回共に活動するインターン生の人数の多さ。最終的には全員で15人にもなりました。この人数の多さを見て先ず不安に思ったのはちゃんと十分な活動が出来るのであろうかということでした。ですがその心配は全く不要でした。本橋議員は本職が忙しいにも関わらずインターン生一人一人に対して常に目配りが行き届いており、機会は十分な程与えられ、安心して活動を続けていくことができました。視野を広く持ち、常に人に対して落ち着いて接する姿には尊敬の念を抱きます。今回このインターンシップで本橋議員の元で活動できたことに対し深く感謝します。
政治の世界とは人と人とのつながりであり、地道な、根気のとても必要とされる仕事だと痛切に感じました。常に周囲の人々との通じ合いを大切にするのはもちろんであるので、差を出すにはさりげない気配りが肝要です。例えば自転車を停める時にはすぐに出しやすいように停める、手紙は封筒から出した時にすぐに題名が見えるように入れる等。一つ一つは誰にでも当たり前のように出来ることですが、それを常に気にかけ続けていく集中力はかなりのものです。『当たり前』を続けていくことが差を生んでいくことを教えられ、特別なことをする前に』当たり前』が自分は出来ているのだろうか。自分の普段の生活を振り返る機会となりました。
今回の活動は大変人に恵まれた活動でした。いつも温かく接して下さり、様々なお話を聞かせて頂いた自民党豊島区議団の皆様。高松3丁目の方々のつながりの深さには大変驚かされ、羨ましく感じました。インターン生は個性豊かな人達ばかりで皆意識が高く、刺激を受けると同時に毎回わいわい楽しく過ごせました。学生ならではの利害のない関係の中で共に過ごすことが出来、『楽しかったな〜。』これが一番に出てくる率直な感想です。夏の間幸せな時を過ごすことが出来て感謝感謝でした。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。

2008年9月17日水曜日

青山学院大学 幸坂舞

『第74回自由民主党大会について』

  1月17日水曜日、品川の新高輪プリンスホテルにて「第74回自由民主党大会」が開催された。品川駅で本橋議員と市川君と合流し、会場に着いたのは9時半くらいだったと思うが、すでにたくさんのマスコミや報道陣が待機しており、顔は見えなかったが党大会開始前から取材を受けている大臣もいた。また、クロークでは偶然岐阜県の佐藤ゆかり議員を見かけることが出来た。普段テレビでしか診ることができない著名な方を前にしてとても緊張し、私はすごいところに来ているのだなと実感した。やはり国を代表する方達が大勢いるので、会場内に入る為には空港にあるゲート式の金属探知機を通らないといけないほど厳重な警備体制が整っていた。

  会場内では約3000席の椅子があり、沢山の人がいた。私はスケールの大きさに圧倒してしまった。党大会が始まるまでオーケストラが「トューランドット」やベートーベンの「交響曲第7番」を演奏していた。オープニングセレモニーが始まると、いきなり静まり返り一人の男性が現れた。書道家の川又氏だった。川又氏は書初めをするような大きな白い布に「美しい国」と大きな筆で書き、その後安倍晋三が現れ筆を川又氏から受け取り「日本」という文字を力強く書いた。安倍総裁が舞台に現れたときの歓声はとてもすごく、「美しい国、日本」という文字があげられた時会場内がひとつになった気がした。

  中川幹事長の党務報告の後、安倍総裁の年頭スピーチが始まった。総裁は2006年に「教育基本法」と「防衛省格法」によって「美しい国、日本」を作るための基盤を造ったことを報告し、今年の4月の統一地方選挙と7月の参議院選挙で民主党に勝利する為に「正攻法でいけば参院選は必ず勝てる」という心意気を話した。私は安倍総裁の年頭初演説を聞いてやっぱり日本の首相なのだなと実感しました。何千人もの人の前で何も見ずに自分の思いを伝えると言う事はとても大変なことだと思う。約5分間の間、力強く演説した安倍総裁はとても偉大に思えた。現在安倍政権の支持率が低迷しているなか、これから選挙に向けて国民をしきつける政策が必要になってくると思うが、是非参院選に勝利して欲しいと思った。

  参議院選挙候補者の決意表明では、会場に国外でも活躍している和太鼓の人が現れ、太鼓の音色に合わせて候補者を送り出すという演出があった。北海道から沖縄まで47都道府県の候補者が一人ずつ壇上で参議院選挙の意気込みを語り、一人ずつパネルを完成させていった。そして候補者全員の決意表明が終わったとき、「参院選勝利」というパネルが完成した。最後は安倍総裁と会場の人みんなと「勝つぞ」コールで党大会は終わった。

  党大会の後の懇親会で、本橋議員の知り合いの吉田さんという方のご好意のおかげで安倍首相と握手する事ができた。いつもテレビでみている日本の首相が自分の目の前にいて、笑顔で握手をしてくれるということは人生で二度とないのではないか。とても貴重な体験をさせて頂いた。今回の党大会はお客さんと言う立場で参加させていただいたが、インターン生として党大会のお手伝いをしたらまた違う目線で政治を見つめる事ができるかもしれないと思った。

  自民党大会に参加できた事をとても嬉しく思うし、感謝したい。これから始まる選挙を出来る限り手伝いたいと思った。

青山学院大学 佐竹恵理子

『議員インターンシップを通じて得た事』

  私は今回、豊島区議会の本橋弘隆議員のもとでインターンをさせていただきました。議員インターンに参加しようと思った理由は、未知の世界である議員という仕事が、どういうものなのかを実際に見てみたかったからです。そのうえで、目標としたのは、問題意識をしっかりもってそれに対して自分の意見を明確に述べられるようになること、積極性と粘り強さを身につけることです。

  私は、公務員になりたいという思いがありましたが、社会問題に対しては「聞いたことがあり外洋を知っている」程度で、しっかり問題と向き合って考えると言う事をしていないと気づきました。また、医療や福祉問題に興味があった一方で、その他の多くの社会問題については関心が薄かった事も事実です。この点で、議員の仕事はさまざまな社会問題に直接触れることができるので、とてもいい機会だと思いました。

  インターン活動の中では、勉強会や講演会も何度か参加する機会があったので積極的に参加しました。なかでも特に、養育問題に触れる機会が多かったです。正直に言うと、私は教育について深く考えた事はほとんどありませんでした。そんな私が教育問題について一番考えさせられたのが、教育委員への質問状を作成した時です。一部とはいえ、質問状を私が作成していいものなのかと驚きましたが、現状を知る良い機会だと考え、知識が不足していた分たくさんの資料を読みました。ジェンダーの問題など、一つの事柄から波及する問題の深刻さに気づき、社会はどうすべきなのかを改めて考え、自分の意見として文章にまとめる作業を行いました。この作業をさせてもらっていなかったら、この先教育問題についてしっかり考えることはしばらくなかったであろうと感じました。

  また、300日問題における民法改正に関する反対討論書も作成させていただきましたが、これについても問題と向き合って自分の考えを確立することができたと思います。問題に対して曖昧に考えるのではなく、多方面の考え方を受け止め杖で、自分の言いたいことを整理して分かりやすく伝える事の難しさを再確認させられました。

  そして、もう一つの大きな目標であった積極性と粘り強さを身につける機会になったのは、ポスター貼りと駅頭での新聞配りでした。参加回数は多くは有りませんでしたが、積極的に地域と接してアピールする事も、政治活動ではとても大切であり、また大変である事を実感しました。一軒一軒への訪問や、一枚ずつの手渡しから、地域の反応や声を拾う事ができ、これまでの議員の活動の粘り強さを伺うことができました。一つでもOKの返事をもらった時の嬉しさと、地域の方への感謝の気持ちを知る事ができ、政治においても日々の生活においてもコミュニケーションは欠かせない大切なものであると改めて認識できたと思います。

  以上のような活動を通して見えてきた自分の反省点もありました。それは、臨機応変に行動したり先を読んで動く力が不足していた事です。一つのことが終わればそれでいい、と言った考えではなく、他人や先のことに気を配るといった点を今後意識して気をつけていかなければならないと感じました。本橋議員のもとでインターンさせていただいて、日本人としての誇りを感じさせられた事、人と人とのつながりがいかに大切かを実感できたことが大きな収穫だったと思います。そして、もっと政治について考え触れていきたいという気持ちになりました。これからは、貪欲に知ろうとすることを心がけ、沢山の人々と接しながら、自分の考える方向性を確立していきたいと思います。

慶応高校 植山和久

『自分は常に思想する人間だった』

  自分は常に思索をする人間だった。人間の想像力に尊さを感じ、人間の思索の力に敬虔心すら持っていた。特に、如何なる政治体制、経済体制が人間精神を感化させ、公の発展を促すのかという疑問を抱き続け、自らに問うていた。

  かの古の賢人、プラトンは哲人王による哲人政治、つまり唯一人の神のような賢者が公の頂点に立ち人民を支配すべきであるという考えを説いたが、自分自身その意見に同調していた。

  だが実社会を深く観察し、その本質を洞察してみると、「哲人政治」なるものは机上の空論に過ぎないのではないかという疑問も生成してきた。そして自らが現実の政治の世界に足を踏み入れ、現場を実証しない限りはその真実を探し出すことはできないという結論に至り、このインターンに参加した。

  そして地方政治の実態、政治家の生の生き方、政治権力と民間との結び、特に本橋先生の政治、国家、地方に対する熱い重いを知り、「政治」というこの重苦しいベールを被った抽象的な言葉を、生肌で感ずるに至った。本橋先生が、様々な行事に参加させてくれる機会を与えてくださったおかげで、政治と言う概念が強く顕現化していた。その中でも特に豊島区という一地域を発展させていく事の難しさとその重大性の強く感じた。

  数学の世界にフラクタル幾何という概念がある。どんなに微小な部分をとっても全体に相似している図形の意であり、その図形には非常な美がある。たとえば小さな正三角形が沢山集まって一つの多いな正三角形が出来上がっている図形がそれである。一つ一つの小さな正三角形がそれぞれ美しくなければ、決して大きな三角形は美しくはならない。この小さな三角形と大きな三角形との関係が、市民と地域、地域と国家の関係と正に一致しているのだということを心の底から感じた。人民一人一人の力なくして地域は成り立たず、地域一つ一つが発展しなければ国家は腐敗すると言う事を強く感じ、自分がインターン以前に抱いていた「哲人政治」という浅はかな考えは改めさせられた。

  哲人のみで国家が成り立つ事はありえない。人民一人一人の不動の努力こそ、地域の力こそ、国家そして世界を変えるのだ。本来の政治のあるべき姿に、現実の力によって気づかされた。

  自分は未熟だあ、たかが16年しか生きていない未熟な人間にすぎないが、それでも歴とした国家の一成員である。この強い自覚こそが、将来、世界で活躍していく際の基盤となるのだと固く信じている。そして、この新たな考えを抱くに至った機会を与えてくれた本橋先生ならびにI-CASに深く感謝したい。

中央大学 鈴木真理奈

『政治を現場で』

  私は大学で政治を勉強している。社会の問題を探り、問題解決を目標にしている。その中で、しばしば机上の空論になりがちである。身近なはずの政治が、自分のこととして考えにくいのである。こうした悩みを脱却する為にも、現場で政治を体感できる議員インターンシップに期待を抱いていた。

  実際に体感してみて、間違いなく政治との距離が近くなった。インターン期間中に参院選があり、ますます政治が近く感じられた。政治を見る視点も広がったように感じる。

  印象に残った活動は、地域の老人会に行ったときである。そのときに、老人会会長は、地域で広がる高齢化の問題を自分達の苦悩とともにおっしゃり、その解決策を求めていた。その言葉で初めて新聞に踊る「高齢化」という頭で理解していただけのキーワードに「血の通った政治」を感じて、私ならこの問題にどう取り組めるかを考えた。

  政治は人なりと大学で学んだ。人の幸せのために、政治がある。しかし、ある政策をして苦しむ人と助かる人の両方ができるという。必要だが恐ろしい政策。その中にいる人が見えなければ更に恐ろしい。インターン期間中は、なるべく関わっていく人を見ていきたいと思った。政治は誰を幸せにしているのか。この問いは終わらない。

2008年2月13日水曜日

早稲田大学 羽生 友実

  
  今回I-CASを通して体験させていただいた議員のインターンシップは私にとってとてもおおきな経験でありました。


  まずこのような機会を提供してくれたNPO法人に出会えたことに感謝します。政治の世界には興味はあったものの、いざ何か行動に移そうと思うのには時間がかかりました。しかし、実際に活動してみると思っていた以上に楽しかったです。春休みという、いつもの私なら何もせずにただ流れてしまう時間を使ってこのような貴重な体験ができて今とても満足しています。
 


  私がインターンシップをさせていただいた議員の方は、豊島区議会議員である本橋弘隆議員でした。まず驚いたのが、本橋ひろたか事務所には「本学塾」という制度があり、インターンシップの期間が終わっても、もっと活動したいと思う学生たちが学ぶ場所があるということでした。インターン初日にもOB.OGの方がいて、自分達の過去の経験など話していただき、政治についてだけでなく様々なお話をすることができ、とても心地よい場所で活動しやすいなぁと思いました。インターン生の受け入れがしっかりしていたことで、活動の幅が広かったように感じます。
 


  実際に事務所で行ったことはたくさんありました。私は夕方から夜にかけて事務所に伺うことが多かったので、基本的には事務作業が多かったのですが、そのほかにも、立て看板の設置をしたり、ポスターを貼らせてもらうために一件一件訪問したりもしました。
 
  

  インターン中の大きな行事として、自民党本部で行われた麻生大臣の講演会、豊島女性支部会主催の自民党女性部大会、自民党主催の新春の集いパーティなどに参加し、これ以外にも華やかな行事がたくさんありました。どの会でも、貴重なお話を聞く事ができてとても良い経験になりました。そのほかにも、各新年会や、私が担当になって行った本橋ひろたか叱咤激励会など、地域に根ざした活動にも参加して1票の重みを実感しました。
 

  

  インターン活動を約2ヶ月やってきて、社会の中の一人の人間として責任の大きさを考える機会も多々ありました。政治についても今まで以上に興味を持てたし、また、同じような志を持った友人にたくさん出会えたこともとても良かったです。これからも、何らかの形で政治の世界とかかわりを持っていけたらと思っています。このような機会を提供していただいたNPO法人のI-CASに本当に感謝しています。ありがとうございました。
                            早稲田大学2年 羽生 友実

2008年1月16日水曜日

早稲田大学 黒木 健太朗

  今回26期生として議員インターンシップに参加させていただきました。他の活動との兼ね合いが難しく、参加のペースがなかなか上がりませんで、正直なところ満足なインターン生活が送れたとは言い難いです。しかし、参加回数が少ないとはいえ自分なりに政治の世界、政治との向き合い方について感じたものがあったのでそれを記そうと思います。
 インターン生活をさせていただいた本橋議員が豊島区議会議員であったこともあり、政治家と地域民のコネクションの強さを身をもって感じました。これまで、政治とは政治家、立法は代議士が行うものであり、我々の生活とは別次元のものとしてしか考えられませんでした。しかし、今回実際に地方議員の活動をこの目で見て決してそうではないことを痛感できました。
 今回の活動で印象に残っていたのは、本橋議員の地域への密着度です。道端を車で走っている際、老婦人の運転する車とすれ違った際、「あの老婦人はあの年にも関わらずいつも車を運転している」とか、老人とすれ違った際には「あそこの老人今日の昼食はコンビニ弁当か。ご婦人は体調が悪いのかな」など、本橋さんがどれだけこの地域のことを良く見ているかということが覗われることが多々ありました。こうして地域で基盤を気づいていくのだなあと、政治家活動の原点を見た気がします。
 代議士を選挙で選出するのは我々国民であり、国民からの票を獲得、維持するために代議士はその地域、地域民のことを誰よりも知り、改善の余地を残す点は改善していかなくてはならない。理屈では分かっていたつもりでも、実際に政治家活動に参加したことでより世の中が見えてきました。
 今回参加させていただいたのは地方議員でしたが、国会議員の場合も原点はそこにあるのだと思います。
 国民から、政治に不信の目が向けられる昨今、代議士の方々にはこうした政治家活動の原点、地方民の誇りを決して忘れることなく切磋琢磨していっていただきたいと思います。同時に、我々国民も世論に安易に流されることなく、知るべきことを知ったうえで、選挙というかたちで政治に参加し、間接民主主義を正常に動作させていく必要があると感じました。

                           早稲田大学2年 黒木 健太朗

東洋大学 谷 麻衣

 今回私は、本橋弘隆議員の下で、2ヵ月間のインターンシップをさせていただいた。私にとって、この2ヵ月という期間はあっという間だったが、とても実りの多いものとなった。
 私自身は至らない点ばかりで、インターン期間中、何度も本橋さんにはご迷惑をおかけしてしまった。だがそんな私に本橋さんは、いつでも真剣に話をして下さり、様々な体験をさせて下さった。
 本橋さんの「何気ないことに思える一つ一つにも、ちゃんと意味がある」というお言葉や、手紙の作成や、封筒の宛名書きなどの事務作業、駅前で行った早朝からの新聞配りなどを通して、地道な作業の繰り返しに根気強く取り組むことが、政治活動の基本だということを知った。その積み重ねによって、人との信頼関係であったり、幅広い人脈を築き上げていくことが、後々の政治活動をより良いものにしていくことへと繋がっていくのだ。だからいつだって、本橋さんは一つ一つの活動に真剣だった。
 また、真剣に取り組んでいるからこその、本橋さんの厳しいお言葉には、気の引き締まる思いだった。その度に自分の未熟さを再確認すると同時に、失敗を恐れることなく、与えられた貴重な経験一つ一つを大切に、残りのインターン期間もより充実したものとなるよう続けていきたい、そう思った。熱く語り、どんな時でも一つ一つの作業にも根気強く真剣に取り組む、そんな本橋さんの姿を見て、この人の下で2ヵ月間を過ごせば、きっと自分は今よりも成長できるに違いない、そう思ってこれまでのインターンを続けてきた。
 毎日多忙な生活を送る中でも、本橋さんは、インターン生一人一人がどんなことに興味関心があるのかを覚えていて下さって、いつでもそれを学べる環境を用意していて下さり、いろんな場を提供して下さった。ある時区役所を訪問した際に、本橋さんが、福祉に関心がある私に対して、福祉計画に関する資料を渡して下さった時はとても嬉しかった。
 そして、本橋さんは人との繋がりをとても大事にする方だった。どんな相手にも自分は精神誠意向き合うという考えや、お祭りなど地域の行事への参加や手伝いを通して、その時に見た、本橋さんの地元の方々と接する姿勢からも、そう感じた。それはきっと地域のより良い発展のために、地域と密着した政治を行う地方議員である本橋さんにとって、そうした地域との交流や、その中で築かれる人との信頼関係は、とても重要なものだからなのだろう。
 私自身にとっても、多くの人々に出会い、話を聞き、関わることは、自分の考えや価値観に大きな影響を与えた。本橋さんと行動を共にする中で、特に地域の方々との間で感じられた、人と人とが支えあっていく共存関係がとても心地よかった。自分達の地元の伝統行事を重んじ、協力し合う多くの人々を見て、そこがとても良い地域だということがよくわかった。
 本橋さんのおかげで、政治に対する印象も変わった。政治というと、今までは少し近づき難い印象があったが、このインターンを通して「政治は人と人との繋がりや、支え合い」だということを知り、以前より政治が身近に感じられるようになった。そしてそんなスタンスを持つ政治に魅力を感じた。インターンを終えても、何らかの形で政治に関わっていきたい、もっと政治について勉強したい、そう思った。
 このインターンに参加していなければきっと得られなかったであろう、数々の貴重な経験や、触れることのなかったであろう、いろんな人の考えや多くの人々との出会い、それら全てが私のこの2ヶ月を充実したものにしてくれた。
 この2ヵ月間、本橋さんを始め、地元の方々や区役所の方々、ご家族の方々、そして同期生の方々など、お世話になった多くの方々を含め、私にこの議員インターンという貴重なチャンスを掴むきっかけを与えて下さった、スタッフの斉藤さん、ドットジェイピーの皆様に、感謝すると共に深く御礼を申し上げたい。
 そして何よりも、未熟な私を受け入れて下さり、最後までインターンをさせて下さった本橋さん、この貴重な2ヵ月間を、本橋さんの下で学ばせていただけたことを、本当に嬉しく思います。本当にありがとうございました。
 
                               東洋大学1年 谷 麻衣

学習院大学 赤羽 郁也

 これから政治とどうやって向き合うか。私は、二ヵ月という短い間にこの議員インターンを通じて少なくともその姿勢を整えることができたと思います。まだ大学一年の私、社会のこともほとんど知らない未成年の私、そんな私にとってこの議員インターンは今後の大学生活を左右するであろう大きな影響を与えてくれたに違いありません。
 私が本橋議員のもとでインターン活動をしたいと思った理由は次の通りでした。本橋議員は、「保守」とは何か、「守るべきもの・変えるべきもの」は何か、を常に意識していて、その上、地元を愛している議員です。そのような本橋議員こそ、私が最もお会いしたいタイプの政治家でした。また、私が所属し、愛着を持っている学習院大学がある豊島区の議員ということもあり、私はさらに本橋議員のもとでインターンをしたいと願うようになりました。そして、幸運にもインターン先が本橋議員のもとに決まり、それから私は様々な世界を見ることができました。豊島区役所をはじめ、靖国神社、陸上自衛隊富士山麓総合火力演習など貴重な場へ行くことができたり、事務作業やある話し合いの傍聴人を務めたり、早朝のビラ配り等、普通に生活しているだけではできないことを経験できました。これらのことは私にとってどれも新鮮なものであり、かつ刺激的なものでもありました。このように、私は政治家の活動を生で見ることができました。本橋議員は地域の様々な場所に足を運ぶのがかなり積極的であり、そのような地道な努力が当選三回につながったのだと思いました。このインターンで政治家の活動は多岐にわたっていると実感しました。
 私は本橋議員のもとでインターン活動を終え、政治について考える時はやはり日本の過去と現在とのつながりを意識した上で政治的決断を下すべきだという思いが確固たるものになりました。そして、今後の人生に対するモチベーションも上がり、何より今後の大学生活をどのように過ごしていくかについての道筋が見えたことがこのインターンに参加して良かった点であると思います。

                                    学習院大学1年 赤羽 郁也