2008年9月17日水曜日

中央大学 鈴木真理奈

『政治を現場で』

  私は大学で政治を勉強している。社会の問題を探り、問題解決を目標にしている。その中で、しばしば机上の空論になりがちである。身近なはずの政治が、自分のこととして考えにくいのである。こうした悩みを脱却する為にも、現場で政治を体感できる議員インターンシップに期待を抱いていた。

  実際に体感してみて、間違いなく政治との距離が近くなった。インターン期間中に参院選があり、ますます政治が近く感じられた。政治を見る視点も広がったように感じる。

  印象に残った活動は、地域の老人会に行ったときである。そのときに、老人会会長は、地域で広がる高齢化の問題を自分達の苦悩とともにおっしゃり、その解決策を求めていた。その言葉で初めて新聞に踊る「高齢化」という頭で理解していただけのキーワードに「血の通った政治」を感じて、私ならこの問題にどう取り組めるかを考えた。

  政治は人なりと大学で学んだ。人の幸せのために、政治がある。しかし、ある政策をして苦しむ人と助かる人の両方ができるという。必要だが恐ろしい政策。その中にいる人が見えなければ更に恐ろしい。インターン期間中は、なるべく関わっていく人を見ていきたいと思った。政治は誰を幸せにしているのか。この問いは終わらない。

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