2013年4月28日日曜日

学習院大学  寺田真純



『踏み出す勇気』
 
 
 
 この春休みの約2ヶ月間、私は自民党豊島区議団の本橋弘隆議員の下でインターン活動に参加し、「生の政治」に触れることで数々の貴重な体験をさせて頂きました。

 私が今回の議員インターンに参加を決めた理由としては、主に3つの理由が挙げられます。

 1つには、大学で経済学を専攻しているため経済と政治の密接な関係性に着目し常日頃からニュース・新聞を見聞きして関心を持ち、行政について興味があったからです。
 2つには、先の総選挙を経験しましたが実際の政治の現場について何も知らず、政治の仕組みが分からず、政治について知っている世界があまりに狭いため「生の政治」の現場に関わる機会を持つことで自分を変えたいと思いました。
 3つには、昨年度の反省を踏まえて将来の役に立つ有意義な活動をしたいと思ったからです。将来、大学で学んだ経済学の知識を活かして公共のために役立てたいという思いがあり、将来のビジョンをこの研修を通じて明確にしたいと思いました。

 
 約2ヶ月間に及んだ研修では、自由民主党本部に行くことができたり、党が主催するパーティーのお手伝いという形で参加させて頂いたり、その過程で安倍晋三内閣総理大臣や菅義偉内閣官房長官、小池百合子元環境・防衛大臣など国政に携わっている方々のお話を直接聞く機会に恵まれたり、現在地方行政の最前線で活躍されている研修生のOBの方をお招きしてお話を伺えた他、事務所では研修生同士で情報の共有を一元化して細やかに連携を取り合って事務作業に取り組みました。時には、新聞配りや政治家の顔ともいえるポスター貼り、後援者の方々への挨拶など議員としての地道な作業に携わることもできました。大変充実した密度の濃い春休みになりました。

 
 私は今回の研修活動に際して「少なくとも1日1つは教訓を得て帰ること」を目標に定めて努力しました。このインターンから少しでも多くの将来に役立つ経験を積むことができたらという気持ちを心に留めて研修に臨みました。疑似社会人として研修に参加している以上、能動的に主体的に動かなければ研修とは言えません。


 研修中では常に先を見越してビジョンを描き、計画的・合理的に主体性を持って行動することが求められました。研修過程で、当事者意識が足りないがために数多くの失敗をし、自分の常日頃の行動が意識的にではなく如何に無意識的に行っていたか考えの至らなさを痛感するとともに、気づかされることも多く今後の克服するべき課題としてポジティブにとらえる機会にもなりました。研修を通じて先生の行動には一つ一つ意味があり無駄がないと思いました。このような姿勢は当たり前ではありますがとても重要で見習うべきものであり社会に出る上でこのような社会人でありたいと思います。

 
 本橋先生の下での2ヶ月間に渡るインターンシップにより多くの知識を得ること、自分を見つめ直す契機となりました。また、春休みに入ってから将来自分が何をやりたいのか明確な道筋を今回の研修を通じて描くことができました。政治について知るだけでなく、政治についてはもちろん将来の自分を考える良い機会になりました。

 
 最後に、お世話になった本橋先生を始め、同じ42期研修生の皆さん、OBOGの方々、NPO法人I-CASのスタッフの方々、学習院CONNECTの方々にはこのような大変貴重な機会を与えて頂き大変感謝しています。政治の世界に関心を持ち、「生の政治」を体験したいという思いから「一歩踏み出す勇気」を持って参加したこの議員インターンシップ、大変多く得られるものがありました。この文を通じて少しでも政治に関心を抱く人が増えてくれれば幸いです。


 今回の研修を通じて得たものは私の考えや生き方に多くの影響を与えるものとなりました。本当にありがとうございました。

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