2014年3月31日月曜日

上智大学 神野 誠


「飛び込む勇気」
 

二か月間の研修活動を振り返ってみると、高松三丁目のお祭りから始まり靖国参拝、新聞配り、長崎神社祭礼での神輿担ぎ、委員会や議会の傍聴など本当にさまざまな体験をさせていただきました。

この中で最も印象深かったものを1つだけ選ぶのは非常に難しいですが、1つ無理矢理選ぶとするなら早朝に駅前で行った新聞配りです。私はそれまでビラを配ったことがなかったこともあり、果たして通行人の方々に受け取ってもらえるのか不安で仕方がありませんでした。初日はやはり緊張もあってか元気のいい声もろくに出せず、あまり多くの方々に受け取っていただくことはできませんでした。

初日の結果を踏まえ、私は「自分は売れないアイドルで、今度催されるイベントのビラを配っているのだ!」と頭にすりこみをかけることにしました。すると迎えた二日目、どんどん新聞を通行人の方々が受け取ってくださるではありませんか!最終的に初日配った枚数の倍近くの数を配ることができました。なぜこんなにも初日と二日目で結果が変わったのか、これは後で振り返ってみてわかったことなのですが、配るときの相手の顔・目をしっかりと見て新聞を渡す、受け取っていただけなかったとしてもちゃんと挨拶をする。とても単純なことですが、これらをやるとやらないでは雲泥の差が出るのだと実感しましたし、また自分自身で改善策を考え実行に移し、結果がよくなったことは自信につながりました。

一方で自分がこの研修活動の中で一貫して欠けていたことは「人の輪に飛び込む勇気」だと思います。研修活動中、人と触れ合う機会は非常に多い。その中で名刺を渡したり、ブログに乗せるための写真を一緒に撮っていただいたりということも多々ありました。しかし、「人に迷惑をかけたくない」という思いが先行してしまったがあまり、研修中にお会いする方々に対して積極的に接することができませんでした。そのために、自分の中で「もっと名刺を渡すチャンスがあったのではないか、写真撮影をお願いできたのはないか」という後悔が研修活動を終えた今、残ってしまっています。

この「飛び込む勇気」をどのように養っていくのかが今後の自分の大学生活の課題だと感じています。

最後にこれから本橋先生のもとで研修される方々にいくつかメッセージを残したいと思います。

皆さんはきっと先生からお叱り、ご指摘を受けると思います。私も研修中の二か月間、本当にたくさん叱っていただきました。私がどのようなご指摘を受けたかはあえて内緒にしますが()。先輩方から「先生からお叱りを受けるうちが華」とのお言葉があったのですが、私も本当にその通りだと思います。先生から受けたご指摘を胸に受け止め、どうすればよいのか自分なりの答えを頑張って模索してくださいね。

また、研修中にちょっとのミスをしてしまっても先生が必ず助けてくださいます。ですからミスを恐れて何かしないのではなく、どうか失敗を恐れずに、私のような人間を反面教師にして「飛び込む勇気」をもって果敢にチャレンジしてください。これから研修される方々の活動が実りあるものとなりますように。

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