2008年1月16日水曜日

早稲田大学 黒木 健太朗

  今回26期生として議員インターンシップに参加させていただきました。他の活動との兼ね合いが難しく、参加のペースがなかなか上がりませんで、正直なところ満足なインターン生活が送れたとは言い難いです。しかし、参加回数が少ないとはいえ自分なりに政治の世界、政治との向き合い方について感じたものがあったのでそれを記そうと思います。
 インターン生活をさせていただいた本橋議員が豊島区議会議員であったこともあり、政治家と地域民のコネクションの強さを身をもって感じました。これまで、政治とは政治家、立法は代議士が行うものであり、我々の生活とは別次元のものとしてしか考えられませんでした。しかし、今回実際に地方議員の活動をこの目で見て決してそうではないことを痛感できました。
 今回の活動で印象に残っていたのは、本橋議員の地域への密着度です。道端を車で走っている際、老婦人の運転する車とすれ違った際、「あの老婦人はあの年にも関わらずいつも車を運転している」とか、老人とすれ違った際には「あそこの老人今日の昼食はコンビニ弁当か。ご婦人は体調が悪いのかな」など、本橋さんがどれだけこの地域のことを良く見ているかということが覗われることが多々ありました。こうして地域で基盤を気づいていくのだなあと、政治家活動の原点を見た気がします。
 代議士を選挙で選出するのは我々国民であり、国民からの票を獲得、維持するために代議士はその地域、地域民のことを誰よりも知り、改善の余地を残す点は改善していかなくてはならない。理屈では分かっていたつもりでも、実際に政治家活動に参加したことでより世の中が見えてきました。
 今回参加させていただいたのは地方議員でしたが、国会議員の場合も原点はそこにあるのだと思います。
 国民から、政治に不信の目が向けられる昨今、代議士の方々にはこうした政治家活動の原点、地方民の誇りを決して忘れることなく切磋琢磨していっていただきたいと思います。同時に、我々国民も世論に安易に流されることなく、知るべきことを知ったうえで、選挙というかたちで政治に参加し、間接民主主義を正常に動作させていく必要があると感じました。

                           早稲田大学2年 黒木 健太朗

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