2008年12月26日金曜日

早稲田大学 高市拓也

 今回の「議員の地元の人々の政治に対する姿勢、取り組み方を理解する」というテーマにおいて、私の今回のインターンはとても有意義なものとなったと思います。前半の地元豊島区の町内のお祭りの手伝いを通して、地元の有志の方々と直接お話しする機会をいただき、有志の方々の政治に対する自由な発言から政治と地元の密なつながりや政治家の占めるべきコミュニティでの役割が理解されていて、例えば運営委員会における副会長や地元の少年野球連盟における副理事長などお祭りの場所の確保など交渉において円滑に進めるべきところで十二分にはっきされていたと思う。本橋先生に対する言葉からも本橋先生への考え方、捉え方を感じることができる。地元の方々は本橋先生に対して尊敬の念を抱いているが、畏まったか感じではなく、あくまで地元の1メンバーとして迎えられている。地元の人々は本橋先生に対してとても気さくに話しかけ、まさに豊島区が一体となっていることがわかる瞬間だった。また本橋先生が外を歩いている時は必ず誰かが本橋先生に話しかけ話を交わす。そんな場面を見ていると、地元議員が地元にしっかりと根付いていることがはっきりと確認できる。ただ若年層が町内の行事に参加しているかというとそこには疑問が残る。町内の行事を見てもそこには若年層の姿はない。又町内で若年層が本橋先生と話す機会があったかというとなかった。本橋先生自身が自民党所属ということがあるのかもしれないが、ここにも若年層の政治的関心離れが浮き彫りとなっていることが再確認できる。インターンで大学生が政治に参加しているのを見ると、もし若年層が政治に参加すれば新しい風が吹き込まれるだろうと思うが、やはり若者には自分自身が感じるように人間一人の無力感がつきまとうのだろうか。今回のインターンを通して地元の方々と地元議員とのつながりを分析してきたが、比較的年配者の方たちとの交流は確認できても、若年層にはなかった。今後は地域高齢化や深刻な若者の政治離れを考慮すれば、若年層も巻き込んだ政治が必要となるはずだ。ここでどう地元議員たちは政治の舵を取るのか。政治の世界に若者はいらないと切り捨てるのか、それとも新たな政策を元に方向転換するのか。私はこれを見守っていきたい。

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