2013年3月30日土曜日

学習院大学 谷田佳代子


    『地域に寄り添う政治』

 2013年がはじまるとほぼ同時に、私の初インターン生活もはじまりました。普段、大学でも法学科生として生活しており、あまり政治はなじみのない世界。それでも、政治の仕組みをこれっぽっちも知らない自分や、また知っている世界が狭すぎる自分を変えたくて、今回このインターンに参加させていただきました。

 2か月の間多くの日数参加できたわけではありませんでしたが、参加できた時には自民党党本部に行けたり、党の主催するパーティーにお手伝いという形で参加できたり、和気あいあいと事務作業にはげんだり、またOBさんの話を伺えたり議会傍聴ができたりとかなり密度の濃い日々を過ごさせていただきました。そんな中で一番印象に残っているのは、やはり自分の担当した早朝新聞配りです。

 友達みんなで集まって、ただただ多くの枚数を配ればいい、というわけではない新聞配り。日程を決めて人数を集めるところから、最終報告書完成に至るまで、学ぶことは多く、また自らの認識の甘さを思い知らされる機会でもありました。研修生同士で密に連絡を取り合うこと、担当者として責任を持ち先を先を見越した行動をすること、またただ配るわけではなく選挙にどのような影響を及ぼすか、などをしっかり考えること。選挙や政治と離れた世界にいた私にとって自分の認識が甘く、また政治が緻密であることを知るいい機会となりました。先を見越した行動を教えて頂いたことで、このケースだったらどう対応する、様々なケースを考えはやめはやめに動く、そんな普段の生活のみならずこれから社会に出て生かせることも多く学ぶことができました。本学塾において伝統的イベントでもあるこの新聞配りの担当を受け、自分自身も社会に出て生きていくため、またひとまわりふたまわり成長できたのではないかな、と思っています。

 私にとって政治は遠いものでした。ですがこのインターンを通して、政治は私たちの住む地域をつくる、政治の良しあしで条例なども変わって、地域は良くも悪くもなる、そんなことを知りました。私たちの生活をつくる政治は、とても繊細で緻密なものでした。この経験を経て、今まで遠かった政治への意識を高め、よりよい地域を構築するために何ができるか考えていきたいなと思いました。

 そんな貴重な経験を与えてくださったこのインターンの、本橋先生、同期のみんな、I-CASの方、その他多くの方々にこの場を借りて目いっぱいのありがとうございました、を伝えたいと思います。

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