2008年9月20日土曜日

日本大学 吉川貴揚

私がこの議員インターンシップの存在を知ったきっかけは、大学の先生への相談からでした。私は政治家を目指していて、今何をするべきかを大学の先生へ相談しに行ったところ、この議員インターンシップで、政治家が普段どのような活動をしているのか勉強してみるのがいいと教えてくれました。
 インターンシップを始めて思ったのがまず、社会の厳しさでした。私の担当議員の本橋議員はインターン生のことを学生とは見ず社会人と見るので、社会人としての常識の足りない私は何度も注意を受けました。やることができなかったり間違いを犯しても甘く見てもらえるのは高校までで、社会に出たらそのようなことは通じないのだと痛感しました。
 インターンシップの初日は豊島区役所での事務的作業でした。本橋議員に中を案内してもらい、議場で写真撮影もしてもらいました。政治家が議論を交わす議場などに入ったのは初めてで、ここでどのような議論がなされるのか一度は見てみたいと思いました。そのあと今度行われるお祭りのポスター作りと障害者大会のキャッチコピー作りをしました。そこで反省することが一つあり、キャッチコピーを作成する際、私は「キャッチコピーを作るのは苦手でして…」と本橋議員に言ってしまいました。本橋議員は「苦手だからといって誰かが助けてくれるわけではない、自分でやるしかない」と私を叱ってくださいました。その後結局作成することはできましたが、改めて自分の甘さを認識しました。
 インターンの二日目と三日目はお祭りの手伝いをしました。二日目はやぐらの搬入作業で、やぐらの骨組みとなる鉄骨をトラックに積み込む作業をしました。鉄骨の数はたくさんあり運ぶのに苦労しましたが、それよりもこのような祭りの企画も担う政治家の仕事の多さに驚きました。三日目はお祭りの当日で、私は焼きそば店の手伝いをしました。その後祭りが終わってからやぐらの解体作業を始めましたが、雨が降り始めて一時中断となりました。しかしすぐに再開し大急ぎで骨組みをトラックに積み、元の場所にもどしました。昨日の疲れもありかなり体にこたえました。それでも雨が降ったのは祭りが終わってからで、祭りは大成功で終わったのでやった甲斐がありました。
 四日目は本橋議員のお父様の告別式で、私は主に誘導係りとカメラマンとして行動しました。本橋議員にはどんどん写真を撮ってほしいと言われましたが、このような場所に慣れていない私は少々戸惑ってしまい、重要な場面を撮りそこなってしまいました。その後火葬場の控え室で小池百合子議員の秘書の方々とお話する機会がありましたが、その時はその方々が秘書であるとは知らず、その後でもっと話をしてみるべきだったと後悔しました。
 実家への帰省や合宿があり、あまりインターンシップの活動をすることは出来ませんでしたが、この短い間で私は冒頭で述べた社会の厳しさを知りました。あと三年半は学生でいられますが、その後の将来に向けて強くなろうと思います。

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