2007年11月4日日曜日

日本大学院  加藤 洋祐

 私は、豊島区議会議員の本橋弘隆議員のもとでインターンシップをさせて頂いた。私自身、I-CASのインターンで得た財産は非常に大きい。

 議員インターンにおける、本橋議員の受け入れの環境は私自身にとって非常に恵まれていた。「政策」の勉強をしようと思えば、議会の傍聴や様々な勉強会の機会があった。「政治」を勉強しようと思えば、後援会活動や地域の活動、そして自民党の行事への参加の機会があった。それだけに、多くのメニューを用意して頂いた本橋議員には感謝したい。

 その中で私が接した議員の姿というものは、とても身近に感じられるものだった。それは、議員の考えや地域の人々に接する態度から感じられた。このことは、本橋議員の人柄も大きいと思うが、もう一つ地方議員の特徴が大きく関係していると思う。国会議員というものは言うに及ばず、国家全般の政策論を議論しているが、地方議員は地域に根ざして地域の将来のあり方を議論している。そのため、普段マスメディア等に取り上げられることの少ない地方政治の一片でも触れることができたのは、地方政治を身近に感じる意味で非常に大きいことであった。

 本橋議員についていく中で、私自身気づいた点がいくつかある。一つ目が、議員は多くの人々に支えられているということだ。それは、家族は当然のこと地元や後援会の人々などである。特に地元や後援会の人々は、はっきり言えばアカの他人である。しかし、そんな人々が親身になって議員を盛り立て、議員もその支援に応える。私は、政治の世界が義理と人情に始まることを知り、あらためて人と人との繋がりの大切さ、有難さを感じた。

 もう一つ気づいた事は、議員の議会会期中以外の活動の重要性である。会期中は当然議会に張り付くことになるが、会議外の時期の活動のあり方についても非常に勉強になった。支持者や地元民への挨拶まわり、陳情の処理、政策の勉強、各種会合の出席、冠婚葬祭等、活動は様々だがその活動のウェイトのおき方すべてが選挙のメカニズムにも繋がっていることが、インターンの活動の全体を通じて浮かび上がってきた。
 最後に、今回のインターンシップでは多くの人々にお世話になった。特に、本橋議員とI-CASのスタッフの皆さんには深く感謝したい。この経験をどう生かすか、それは今後の私の人生の中で一つの大きなポイントになると思う。
日本大学院2年 加藤 洋祐

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