2007年11月4日日曜日

東京大学  西川 奈緒子

 私は、将来国家公務員として働く事を希望しています。実際のところは、5月にあった公務員に失敗してしまい、もう一年学校に残って、来年もう一度公務員試験に挑戦します。ただ、この一年間を漠然と過ごしたのではもったいないし、何か少しでも成長したいと思い、インターンをすることにしました。

 6、7月は民間企業でインターンを体験し、ビジネス社会の一端を垣間見る事が出来ました。8、9月は政治の世界を見てみたいと思い、本橋さんの下で議員インターンを経験することにしました。

 国家公務員、国民、ひいては各地域住民、また彼らを代表する立場にある議員の声に耳を傾けて、諸政策を考えていくものです。それが事実としては分かっていても、実際にどのように行われているのか、世の中はどのように動いているのか、また、議員はどのような生き方をしている人なのか、などに興味を持ったため、地域住民に密着し、その地域の政策形成に携わっているであろう地方議員である、本橋さんのもとで勉強させていただくことに決めました。

 本橋さんのもとで、本当にいろいろと体験させていただきました。各種委員会の傍聴、イベントの代理出席、地方行事への参加、資料作成、また中学校の授業参観や区役所の陳情処理に同席させていただいたりもしました。それらを通じて、本橋さんがずっとおっしゃっていた「政治をやっていく中で一番大切なのは『絆』だ」ということを実感しました。地域に密着しているからこそ、さまざまな団体に応援いてもらっているからこそ、また先人の苦労と努力があったからこそ、政治家としての自分(本橋さん)がある、だから彼らのためにも、自分ががんばって、少しでもいい世の中にしていかなくてはならない、という本橋さんの考え方に、私自身共感するところが多かったので、とても勉強になりました。

 政治でいうと、最初はあまり身近には感じられませんでしたが、この夏現場を体験してみて、政治というのは人間関係の積み重ねで、そのためには、地道な努力が必要なものだと気付きました。今まで狭い世界にしか生きてこなかったので、インターン中の様々な人との出会いがとても新鮮でした。

 盆踊り大会で一緒に働きお酒を飲んだ町会の人々、富士火力総合演習でお話をしてくださった自衛官の方々、また新しい教科書をつくる会で会った比較的一方的な意見を持った人々(笑)、、、本当にいろんな方がいらっしゃって、お話をしても面白かったし、自分の考えの幅を広めるのにとても役に立ちました。

 最後になりますが、本橋さんをはじめ、他のインターン生や区議会・区役所の方々などお世話になった方を挙げるときりがありませんが、本当にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。この経験によって、また少し成長できたような気がしています。

東京大学4年 西川 奈緒子

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